スーパースポーツゼビオ セブンパークアリオ柏店(千葉県)
ゼビオグループのゼビオ(福島県郡山市)は、ネクストエナジー・アンド・ソリューションおよびエディソンと連携し、スーパースポーツゼビオの店舗に自家消費型太陽光発電システムを設置した。
この取り組みは、環境負荷の軽減と持続可能なエネルギー需要の実現をはかるとともに、震災の教訓を生かし、震災時には地域住民の避難場所やコミュニティスペースとして店舗が機能する体制の構築を目指すため、としている。
太陽光発電システムは、2025年1月からスーパースポーツゼビオのセブンパークアリオ柏店(千葉県)と名取店(宮城県)から順次稼働を予定している。スーパースポーツゼビオ セブンパークアリオ柏店では、19万2778kWh/年の消費電力削減、7万2484kg-CO2/年のCO2を削減できる見通し。
近年、世界各地で気候変動に起因する異常気象が深刻化しており、日本でも記録的な猛暑や暖冬に伴う積雪量の減少が顕著になっている。これらの変化は、日常生活や次世代の福祉に影響を及ぼすだけでなく、猛暑による屋外スポーツの安全性低下やスキー場の雪不足といった「スポーツを楽しむ」ための環境の課題ももたらしている。
ゼビオグループでは、これらの社会課題に対応するため、「脱炭素社会の実現」を経営の重要課題の一つに位置付けている。そして事業活動におけるCO2排出量を、2030年度までに2018年度比で約46%削減し、2050年度までにカーボンニュートラルを達成することを目標に掲げている。
これまで、店舗照明のLED化を始めとする設備更新を進めた結果、2023年度には2018年度比で約37%のCO2排出量削減を達成した。今回、新たに太陽光発電システムを導入することで、さらなるCO2排出量削減を目指し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進していく。