2025年度の通販市場の売上高は前年比5.9%増の15兆4085億円に――緩やかな成長基調を維持、日本通信販売協会が発表
公益社団法人日本通信販売協会(略称:JADMA、若菜さおり会長、正会員 377 社=8月28日現在)は、2025年度(2025年4月~2026年3月)の通信販売(EC 含む)市場の売上高について調査を行い、8月28日に速報値を発表した。
それによると、2025年度の通販の売上高は、前年比5.9%増の15兆4085億円となり、金額ベースでは前年に比べ8585億円増加した。
通販・EC市場では、大手 EC モールや家電量販店などを展開する売上規模の大きい主要企業を中心に堅調な成長が続いている。物価上昇を背景に、消費者の価格に対する意識が一層高まるなか、品ぞろえの豊富さや利便性、価格競争力を備えた事業者が市場の拡大をけん引したものとみられる。また、AI の活用による業務効率化や顧客体験の向上、越境 EC の利用拡大など、市場構造にも変化がみられるという。
一方で、消費者トラブルも増加が見られることから、事業者には消費者から長期的な信頼を得られる商品・サービスの提供が、これまで以上に求められる。
この通販市場の売上高は、会員情報に加えて同協会会員375社(調査時点)を対象に実施した「第44回通信販売企業実態調査」から得た回答の売上部分を先行集計した結果と、各種調査から推計できる有力非会員431社の売上げを加えて算出している。調査期間は、2026年6月25日~8月17日。推計値は、衣料品や雑貨、化粧品、健康食品などの物販が中心となっている。
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