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2024年09月20日

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アシックス、政策保有株式を2024年度中にゼロに

アシックスは7月12日開催の取締役会で、同社普通株式の売出しを行うことを決議した。


同社は、2023年以降の業績推移および2024年12月期の通期連結業績予想の上方修正にもある通り、各種利益率等の大幅な伸長からも、グローバルブランドとしての立ち位置をより確かなものにできつつある状況だと認識している。そのため、資本政策や財務戦略等の面でもステージを引き上げていく必要性を従前より認識し、同社グループが保有する政策保有株式の全売却に取り組むべく、保有先との議論してきた。


また、並行して同社株式を政策保有株式として保有している金融機関等の株主に対してもプロアクティブに売却を打診し、上記保有先や大部分の金融機関等の株主の理解を得られたことを受け、今回の売出しおよび同社グループによる政策保有株式の売却を通じてグローバル水準のコーポレートガバナンスを追求し、資本市場においてもフロントランナーになることを目指す。


会見で廣田康人代表取締役会長CEOは、「当社は業績がV字回復し、ブランド力も高まっている。また、海外売上が約80%を占め、各国・各地域で浸透し、評価されている。政策保有株式を2024年度中にゼロにして、これを欧州やアジアにアプローチして拡大し、資本構成もグローバルにしたい」と述べた。


株式の売出しは、引受人の買取引き受けによる国内売出しの同社普通株式2716万4300株と、海外売出しの対象株式としての同社普通株式4675万2200株の合計7391万6500株に、オーバーアロットメントによる同社普通株式1108万7400株(上限)を加えた合計8500万3900株。申込期間は7月24~25日で、7月23日に売出価格が1株につき2442.5円に決まった。


政策保有株式は、取引先との関係の維持や強化を目的に保有する株式。日本独特の持ち合いの慣習もあるが、資本効率を悪化させる要因として指摘されるなど、最近は持ち合いの解消を発表する企業が増えている。


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