パルス・アクティブ・ステーションズ・ネットワークは健康測定キオスクを駅の構内などに設置する事業を展開
アシックスは、投資子会社のアシックス・ベンチャーズが市民向け健康測定サービスを展開するインドのスタートアップ企業、パルス・アクティブ・ステーションズ・ネットワークに出資したと発表した。
インドでは、人口の多くが健康診断を受けられていないと言われており、社会課題として認識されている。このような状況の中、パルス・アクティブ・ステーションズ・ネットワークは、自社開発の健康測定キオスクを駅の構内などに設置する事業を展開することで、同課題を解決し、誰でも簡単に健康状態を把握でき、自身の健康状態に関する意志決定に対して情報提供できる社会の形成に取り組んでいる。
具体的にはターミナル駅やバス乗り場などに身長、体重、BMI、体組成などを測定する機材を設置。利用者は1回50インドルピー(約70円)で基本的なサービスを受け、健康データを計測することができる。現在インドの106の都市に150台が設置され、延べ45万回以上の計測を実施。今後3年間で、設置台数1万台以上を目指している。
アシックスは、中期経営計画の中で、東南アジア・インド・中東などにおける成長市場の拡大を重点施策としており、経済が急速に発展する同地域で健康志向の強いユーザーとの接点拡大をはかる。今後、具体的な協業案を検討していく方針。