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2021年03月01日

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アキレス、「瞬足」の抗ウイルスモデルを4月から発売へ



PVCの靴底に特殊薬剤を練り込み、家庭内にウイルスを持ち込むリスクを低減


アキレスは、「瞬足」の抗ウイルスモデル、瞬足JC-951を2021年4月から発売する。


底材のPVC(塩化ビニール)に特殊薬剤を練り込んで国産INJ(インジェクション)で成型したもので、抗ウイルス性試験において表面に付着した代表的なウイルスが24時間後に99%以上低減、活動を抑制させることが確認されている。

瞬足JC-951 3900円+税/サイズ15.0~19.0㎝(ハーフサイズなし)。アナトミー設計、丸洗いOK。㊧黒、㊨ピンク

2020年は新型コロナウイルスに翻弄された年になったが、インフルエンザやノロウイルスなどに代表されるウイルス感染による被害は、年を追うごとに健全な生活を脅かす脅威になっている。咳やくしゃみで空間に排出された飛沫に含まれるウイルスは、顔や体、衣服だけでなく、重力によって足元にも落下。そのため、床に付着したウイルスが靴などに付着し、玄関で靴を脱ぎ履きすることで室内エリアにも拡散していく恐れがある。そして素材や気温・温度により異なるものの、付着したウイルスによっては、数時間から数日間は感染能力を保持するとも言われる。


細菌とウイルスは似て非なるもので、細菌(病気を起こす菌の例では大腸菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌など) は、栄養があれば自身で増殖できる生物であるのに対し、ウイルス(インフルエンザ、ノロウイルスなど) は、他の生物の細胞に寄生して増殖する物質のようなもの。このため、細菌には抗菌剤(薬としては抗生物質)が有効だが、ウイルスには効かない、と厄介だ。


瞬足JC-951のアウトソール。特殊薬剤を練り込んだPVCで家庭内にウイルスを持ち込むリスクを低減する



抗ウイルスブーツを先行発売、「瞬足」で玄関先でのウイルス対策を


そうしたなかアキレスは、2019年5月から第1次産業や食品加工業従事者などに向けた業務用ブーツブランド「ワークマスター」から抗ウイルスブーツOSM抗ウイルス(OSM 5000)を発売、養鶏場などでの鳥インフルエンザのリスク軽減に役立っている。


さらに2020年4月からは一般生活圏にもウイルスの脅威が迫っていることを考慮して、快適な履き心地で評価の高いブーツブランド「MONTRRE (モントレ)」に、子ども用ブーツ「モントレ 抗ウイルス115」を追加した。


コロナ禍にあって、フイルムを始めとした対ウイルス製品への評価が高まっている同社は、シューズ事業でもブーツから抗ウイルス製品を発売してきた。そして今回は通学を始めとする子どもの日常シーンで履かれる「瞬足」に、この機能を落とし込んだ。


同社では、室内に入る際に靴を脱ぐ習慣がない海外とは異なり、玄関で靴を脱ぐ習慣がある日本では靴底に抗ウイルス性能を持たせることはウイルス対策になりうると考えた。さらに、子どもにとって身近なブランドであり、ジュニアスポーツシューズのトップブランドである「瞬足」で展開することで、「家庭内感染が多いと言われるウイルスを家庭に持ち込まないように、子どもの帰宅時に玄関先でウイルス対策をしてリスクを回避する」ことの大事さを訴える。


売り場での抗ウイルスコーナーに対応した販促物を用意して展開


商品化にあたっては、現在ある設備を使った国産PVCのインジェクション製法を用いることが素早い対応には最善、と判断した。薬剤は靴底に練り込まれているため、例え靴底が擦れて削れても機能が落ちることはない。


販売に際しては、量販店を始めとした「新しい生活スタイルに沿った売り場をつくりたい」という声に応えて、抗ウイルスコーナーができるように、販促物の提案を含めて進めていく計画。

瞬足JC-951 3900円+税/サイズ15.0~19.0㎝(ハーフサイズなし)。アナトミー設計、丸洗いOK。㊧ブルー、㊨赤

第1弾となる瞬足JC-951は、アッパーにニット素材を使ったスポーツスタイルのデザインを採用し、価格は3900円+税。サイズは15.0~19.0㎝(ハーフサイズなし)で2Eウイズ。カラーは黒、ピンク、ブルー、赤の4色。今後は、合成皮革を使ったアイテムなど、商品構成を拡大していく方針だ。



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