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2021年07月26日

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アシックス、スマートシューズで子どもの運動量を測定――運動量の増加が子どもの生活習慣改善に寄与

アシックスは、C Channel(シーチャンネル)が運営するママ向け動画メディア「mamatas(ママタス)」と協力し、スマートシューズによって子どもの運動量を測定し、睡眠や食事などの生活習慣との関係を考察する実証実験を実施した。 同実験は、小児科医、発達脳科学者および公認心理師で、文教大学教育学部の成田奈緒子教授の監修のもと、6歳から12歳までの小学生を対象に、約2か月にわたり行われた。


今回の実証実験では、現在同社が開発を進めているスポーツデータ統合システム「TUNEGRID(チューングリッド)」のコア技術のひとつである小型BLEセンサ「TUNEGRID-Cube(チューングリッド・キューブ)」を使用。チューングリッドは、重さ約5gで、時間に応じた歩数を記録することが可能。被験者の小学生にチューングリッド・キューブを片方のベロ部に内蔵したスマートシューズを2か月程度着用してもらい、1日当たりの歩数や時間ごとの運動量など、運動習慣の可視化をはかった。また、起床時間や就寝時間、食欲の有無といった生活習慣に関するアンケートを実施。全参加者のうち、有効回答を得られた40名の結果について分析した。


運動量(歩数)のデータおよびアンケートの結果、平均歩数より多く歩いている子どもは、平均歩数以下の子どもと比べ、早寝早起きで寝起きが良く、食欲が旺盛で、外に遊びに行く頻度が高い傾向にあることがわかった。また、実証実験前後の比較で歩数が増えた子どもは、就寝時刻が有意に早まったことも確認できた。これらのことから、日中の運動量が多いことは、生活リズム全体を整えることにつながり、子どもの健康に好影響を与えると考えられる。


また、アンケートでは、「歩数を稼ぎたいので、親子で公園へ行く機会が増えた」「歩くとセンサが反応するのが面白く、親子で話題になった」などのコメントがあり、スマートシューズによる運動量(歩数)の可視化は、子どもの運動へのモチベーション向上に寄与するとともに、親子のコミュニケーションの促進に貢献していることがうかがえた。



【文教大学教育学部の成田奈緒子教授のコメント】

全データの歩数と「毎日アンケート」の生活リズムの相関性から、歩数の多さを起点とした生活リズムについての良いスパイラルがはっきりと浮かび上がっている。夜10時~午前2時の間に、成長ホルモンがもっとも活発に分泌されるため、特に小学生の子どもは21時にはベッドに入って22時には熟睡していることが理想。


成長ホルモンは、骨や筋肉を作って身体を安定させるだけでなく、内臓の新陳代謝も促し、免疫機能を整え丈夫な内臓を作る。早く眠ることは子どもにとってとても重要だが、そのためには日中たくさん歩くことが有効であることが、相関性からも明らかになった。平均以上歩いている子どもと平均以下の子どもを比べると、下校時や下校後の歩数に差が見られ、この時間帯に自由に身体を動かして遊ぶことが運動量を大きく左右していると考えられる。また、実験の中で毎日の生活リズムや歩数を計ることが、子どもを観察する良い機会となり、親子のコミュニケーションのきっかけになっていることがわかる。


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