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2025年05月20日

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デサント2025年3月期第2四半期、円安と日本と韓国での「デサント」「アンブロ」の好調で増収、経常利益と中間純利益は3期連続の過去最高益に

デサントの2025年3月期第2四半期(2024年4~9月)の連結業績は、円安に伴う為替影響と、日本と韓国における「デサント」および「アンブロ」が伸長したことも寄与し、売上高は628億1800万円で前年同期比4.7%増だった。


売上総利益は、増収の結果、同6.9%増の383億8200万円となり、またプロパー販売の強化、値引抑制の実施および日本のDTC売上高構成比率の上昇により、売上高総利益率は同1.3ポイント増の61.1%となった。販管費は、グローバルプロモーションおよびブランディングに伴う広告販促費等の増加に加えて円安に伴う為替影響により、同11.0%増の352億4700万円となった。


営業利益は、販管費の増加が売上総利益の増加を上回ったことで、31億3400万円で同24.5%減、経常利益は、DESCENTE CHINA HOLDING LTD.(DCH)の業績伸長により、持分法による投資利益が増加した結果、91億4500万円で同14.2%増、中間純利益は62億3800万円で同10.0%増となり、経常利益と中間純利益は3期連続の過去最高益となった。


現地売上高では、日本は高機能商材が好調の「デサント」は伸長、卸流通で展開する「ルコックスポルティフ」と「ムーブスポーツ」などが減収で、全体では微減収となったが、DTC構成比率の向上による売上総利益の増加に伴い、実態利益は増加した。日本におけるDTC売上高は、直営店舗・ECの伸長および卸売業態の減収により、構成比率は前期末の44%から48%に上昇した。とくに「デサント」は、高機能アパレルの売上げが好調で直営店事業の売上高が前年比で38%増となり、DTC比率も前年同期の47%から54%になっている。同社では、2026年度末に80%の目標を立てている。


韓国は「デサント」「アンブロ」を中心にプロパー販売が好調に推移し、持分法適用関連会社が展開する「アリーナ」も増収となり増収増益。中国は「ルコックスポルティフ」のリブランディング費用の先行投資が続くが、持分法適用関連会社が展開する「デサント」の伸長に伴い、増収増益だった。


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