shoespost

 

 

Shoespost-online

2025年06月23日

Shoespost-online

2025年06月23日

「オン」が最新のアッパー製造技術、LightSpray(ライトスプレー)を使ったランニングシューズを発売



スイスのスポーツブランド「On(オン)」およびオン・ジャパンは、ブランド史上初のアッパー製造技術、LightSpray(ライトスプレー)を使った最新ランニングシューズ「Cloudboom Strike LS(クラウドブーム ストライク エルエス)」を、10月31日(木)に一般発売した。価格は4万4000円(税込)。


チューリッヒのOn Labsで開発されたこの技術は、2024年7月から9月にかけてパリで展示イベントを開催し、ロボット技術を公開。そして今回、ニューヨーク、パリ、上海、ソウル、そして東京の5都市で、数量限定で発売した。発売を記念して、発売当日の10月31日(木)にOn Flagship Storeキャットストリートで限定イベントを開催した。


イベントでNumber編集部NumberPREMIER(プレミア)ディレクターの涌井健策氏は、「見た目の革新性にまず驚いた。これこそがここ最近のランニング界における本当のイノベーションだと思った。シューズ製造の実際の工程は、一見の価値あり。シューズのフィット感も非常に高いので、フルマラソンをこのシューズで走るのが楽しみ」と述べた。また、タレントでランナーとしても活躍中のハリー杉山氏は、「この新しいテクノロジーは、業界でも注目度が高い。日本でもトップランナーがこのシューズを履いて戦う姿を見るのが楽しみ。そして一刻も早く自分も履きたい」と語った。


LightSprayによるアッパーは、従来とはまったく異なる製法を用い、自動化されたロボットアームを使用することで、たった1つの工程で正確かつ高速にアッパーを製造することが可能。超軽量の立体成型のため、極薄でシームレス、シューレースも不要。この製法では片足のアッパーをわずか3分で製造できる。


Cloudboom Strike LSは、アッパーが足にぴったりと馴染むストレスフリーのフィット感なので、走ることだけに集中できる。LightSprayの画期的な単一工程は、将来的に製品生産におけるサステナビリティへの道を切り拓き、完全に自動化された工程で廃棄物を減らし、CO2排出量もOnの他のレーシングシューズと比較して75%削減。工程数を減らすことで、高性能シューズ製造の高速化が可能になるだけでなく、製造の現地化も視野に入れることができる。さらに、再生利用可能な、単一素材を接着剤不要の方法で結合しているため、今後、循環型製造や循環型製品へ応用が考えられる。


関連記事


注目記事


商品特集

商品特集


連載

  • いちがいもんの独り言
  • フィッティングの技法
  • トレンドを俯瞰する
  • シューズビジネスを考える

有料会員限定記事


カテゴリー別記事

企業

業界

商品

マーケット

サステナビリティ

インタビュー

決算

人事

PAGE TOP