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2025年02月19日

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日本皮革産業連合会、「『革』『レザー』の用語のJIS制定」および「日本エコレザーの改訂」に関する説明会を7月24日(水)に東京、7月29日(月)に大阪で開催――ともにオンラインでも同時配信

日本皮革産業連合会は、「JISの制定」および「日本エコレザーの改訂」に関する説明会を、東京と大阪で開催する。


2024年3月から、「革」「レザー」と呼べる製品は、動物由来のものに限定された。昨今、植物由来、石油由来の素材などが「○○革」「○○レザー」と銘打って商品化、または呼称されることにより、消費者が、靴・バッグ・鞄・財布・ベルト・アパレルなどを始めとする、本来の革(レザー)製品と誤認して購入してしまう事態などが発生している。また、すでにイタリア、フランス、スペイン、ドイツ、ブラジル、ポルトガルなど諸外国では、「革(レザー)は動物由来のものに限定する」と法律によって定められている。


そのような背景から、日本でも今年3月、ISO規格の用語‟Leather(レザー、革)”を基にしたJISが制定され、「革」「レザー」と呼べる製品は、動物由来のものに限定すると規定された。


例えば、①アップル・キノコ・サボテンなどから作られた素材を「○○革」「○○レザー」とは呼べなくなり、商品名などに使用することもできない、②「シンセティックレザー」「フェイクレザー」「PUレザー」「ビニールレザー」などと呼ぶことや、JISで規定した以外の商品の名称に「レザー」「革」「スエード(スウエード)」「ベロア」「ヌバック」を用いることもできなった、③革を細かく粉砕し、シート状に加工した素材を「ボンデッドレザー」「リサイクルレザー」「再生革」などと表記することも誤りとなり、「皮革繊維再生複合材」と呼ぶ必要があるが、「ボンデッドレザーファイバ」「レザーファイバボード」と呼ぶことはできる、④不織布や特殊不織布、合成樹脂などを使って革の見た目に似せたものは「合成皮革」「人工皮革」と表記しなければいけない。


その他、エコレザーについても、「環境に配慮して製造される革・レザー」であると規定された。例えば、植物由来の素材や、革を細かく粉砕しシート状に加工した素材などを「エコレザー」と呼ぶことはできない。


日本皮革産業連合会では、上記について正しい知識を身につけてもらうことを目的に、「JISの制定」および「日本エコレザーの改訂」に関する説明会を開催する。


東京会場は、7月24日(水)11時〜と14時〜の2回、アットビジネスセンター東京駅八重洲通り501号室(東京都中央区八丁堀 1-9-8八重洲通ハタビル5階)で開催する。


大阪会場は、7月29日(月)14時〜、アットビジネスセンターPREMIUM 新大阪905号室(大阪府大阪市淀川区西中島5-14-10 新大阪トヨタビル9F)で開催する。


参加希望者は、会場参加、オンライン参加とも、https://www.jlia.or.jp/index.php?g=event.detail&get=2185から申し込む。


この件に関する問い合わせは、一般社団法人 日本皮革産業連合会(Tel:03-3847-1451、メール:tla@jlia.or.jp、担当:島岡、ロビンソン、吉村まで)。


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