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2024年09月13日

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日本皮革産業連合会、“革製品はサステナブル”という正しい知識を広める「お肉を食べて革製品を使おう!キャンペーン」を9月1日(日)にスタート――牛肉が500人、革製品が326人に当たる

左から日本皮革産業連合会藤原会長、同川北座長、関口メンディーさん、岡田結実さん、雪平莉左さん、JA全農ミートフーズ中村社長。背景はプレゼントされる各種革製品

日本皮革産業連合会は、皮革・革製品などのサステナビリティを発信していくプロジェクト「Thinking Leather Action(シンキングレザーアクション)=TLA」の一環として、JA全農ミートフーズとコラボレーションし、「お肉を食べて革製品を使おう!キャンペーン」を、9月1日(日)から10月31日(木)の2カ月間、実施する。


8月27日(火)には、このキャンペーンのキャラクターに起用された関口メンディーさんが登場した発表会が開催され、キャンペーンの詳細や革製品が食肉の副産物を活用してつくられるサステナブルな商品であること、などを説明した。


冒頭、日本皮革産業連合会の藤原仁会長は、「人類は太古の昔から、肉を食べた後に残る皮をさまざまな革製品に変えて利用してきた。そして、現在もいろいろな革製品が作られ、使われている。このことこそが、まさにサステナブルである証でもあるが、最近は世界中で誤った情報が発信され、氾濫している。そこで当連合会では2021年から、長く使える革・革製品はサステナブルであり、環境にも優しい素材であることを発信するTLAプロジェクトを展開してきた。


今回は、その一環として食肉業界を代表するJA全農ミートフーズさんの理解と協力のもと、初の合同キャンペーンを実施することになった。革製品はお肉を食べることによって出る皮を使うからこそ可能となる、サステナブル素材であることを学べるキャンペーンでは、賞品に国産の牛肉と国産の革製品を用意した。これによりお肉と革製品の関係性を知っていただき、サステナブルであることを認識してもらいたい」と挨拶した。


続いてJA全農ミートフーズの中村哲也代表取締役社長は、「当社は畜産生産者の肉を消費者に届けている。牛や豚の肉を製造する過程で皮が発生し、それが革製品になる。食肉や革にかかわる流れは、サステナブルであり、SDGsの精神にも相通じるもの。食肉をめぐるサステナブルな仕組みを動かしていくために、皮を無駄なく革製品にすることは、これまでも多くの人たちによってなされてきたことであり、そしてこれからも継続していかなければならない。畜産生産の継続や食肉文化の持続的発展のためにも、革製品への活用は非常に重要なことであり、この機会に皮革製品を手に取っていただき、愛用されるきっかけになるなることを祈念している」と述べた。


キャンペーンの賞品は「お肉」が黒毛和牛ロースステーキ200g×2枚(1万円相当)が250人、黒毛和牛すき焼き用500g(1万円相当)が250人の合計500人。「革製品」は靴・バッグ・かばん・小物などの国産革製品109製品を合計326人にプレゼントする。


「お肉を食べて革製品を使おう!キャンペーン」は、キャンペーンサイト(https://tlacmp2024.jlia.or.jp)の「商品一覧」から希望の賞品を選び、ポップアップ画面で「この賞品に応募する」をクリック。表示される入力フォームにクイズ(問題:お肉と一緒に出る皮を活用するから、革製品はサステナブル、回答:〇か×)の答え、氏名、住所等を必要事項を入力し、規約に同意の上応募する。締め切りは10月31日(木)23:59まで。


発表会には関口メンディーさん、岡田結実さん、雪平莉左さんが登場。キャンペーンキャラクターの関口メンディーさんは「革の正しい知識をひろメンディー!」で締めくくる


関口メンディーさんとゲストで登場した女優・タレントの岡田結実さんは、日本皮革産業連合会の川北芳弘TLA座長から、「革製品は肉を食べる際に出る皮を活用してアップサイクルしている。もし、革製品を使うのをやめたら皮は余り続け、埋めるか焼却するしかない。革製品が食肉の副産物であることを知らない人が62%*もいるので、TLAを行っている」と説明を受けた。


*日本皮革産業連合会が全国20~60代の男女1030人に行ったウェブ調査「生活者意識調査2022」による


関口メンディーさんは、「子どもの頃から野球をやっていたので、グローブを自分で磨いた思い出があり、現在も帽子やパンツ、ジャケットなど、革製品に囲まれて暮らしている。このキャンペーンを通じて、改めて革製品がサステナブルであることを幅広い人に知ってほしい」と語った。


また、岡田結実さんはベストレザーニスト2018の受賞経験があり、「6年前に革製品は食肉の副産物を活用していることを聞いて勉強になった。以来、スカート、ジャケット、財布など、愛用することが増えた。革製品を知っていくなかで、正しい情報を伝えていくことが大事だと感じる」と話した。


国産食肉で頑張る人たちを応援するYouTube番組「キラリちゃん」(JA全農ミートフーズ提供)でMCを務める雪平莉左さんは、「和牛の美味しさをもっと知ってほしい」とアピール。最後は、関口メンディーさんの「革の正しい知識をひろメンディー!」で締めくくった。


※キャンペーンの公式サイトには、このサイト(Shooe Post Online)のバナーから入ることができます。


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