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2024年12月10日

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日本シューズベストドレッサー賞に黒羽麻璃央さん、マーシュ彩さん、梅沢富美男さん――第10回クラフトマン部門の授賞式も行われる

㊧から靴のめぐみ祭り市実行委員会&日本シューズベストドレッサー賞選考委員会恒次勝利会長、黒羽麻璃央さん、経済産業省製造産業局総務課稲邑拓馬課長、マーシュ彩さん、台東区産業振興担当上野守代部長、梅沢富美男さん

東京・台東区の玉姫稲荷神社で11月16日(土)、第17回日本シューズベストドレッサー賞の授賞式が行われ、男性部門賞に俳優の黒羽麻璃央さん、女性部門賞にタレントのマーシュ彩さん、シニア部門賞に俳優の梅沢富美男さんが選ばれ、表彰された。日本シューズベストドレッサー賞は、経済産業省の支援を受け、その年に最も靴が似合う、日本の革靴を美しく履きこなせる著名人を選出している。


授賞式は、靴のめぐみ祭り市実行委員会&日本シューズベストドレッサー賞選考委員会の恒次勝利会長の挨拶で始まり、経済産業省製造産業局総務課の稲邑拓馬課長および台東区服部征夫区長の代理で台東区産業振興担当の上野守代部長が来賓の祝辞を述べた後行われ、受賞者3人に賞状と本人デザインのシューズが贈呈された。


「足袋や下駄を履かせたら日本一だが、足が甲高段広なので、今までスニーカーを履いたことがなかった」と話す梅沢さんは、「自分の足に合わせたスニーカーを作っていただき、ずっと履いていられる。日本の職人はすごい!」と絶賛。「“おしゃれは足元から”と言われるが、これを履けば、またモテてしまいそう」と笑いを誘った。


「履いた時の全体のシルエットを考えて靴を選ぶ」というマーシュさんは、大きなリボンのついたミュールをリクエスト。「リボンの大きさと形にこだわった」と話し、「ガーリーなスタイルはもちろん、デニムと合わせてカジュアルでも履きたい」と語った。


黒羽さんは、長時間歩いても疲れないことをベースに、2WAY仕様の革靴をデザイン。「とくにソール部分は、雨の日でも滑りにくいものにして作っていただいた。高級なレストランはもちろん、踵を踏んでも履けるので、夏の日は裸足で、また近くのコンビニにもおしゃれに行ける」と語った。3人は自身がデザインしたシューズを授賞式後のファッションショーのランウェイで披露した。

㊧黒羽麻璃央さんデザインの踵が踏んでも履ける革靴、㊥マーシュ彩さんデザインの大きなリボンのついたミュール、㊨梅沢富美男さんデザインのレザースニーカー

続いて、第10回クラフトマン部門の授賞式が行われ、シューズの製造技術やデザインを学ぶ学生等からの昨年を上回る86点の応募作品の中から、グランプリに澤村みのりさんの「そこから生まれる」、準グランプリに黒川花梨さんの「かわの街」、審査員特別賞に中村里奈さんの「発掘」、デザイン賞に川瀬辿志さんの「Re guards」、アイデア賞に山下恭一郎さんの「HIGH-KE」が選ばれた。


恒次会長は「今回は原点に帰り、“革を愛し、革でつくる”をテーマに作品を募集した。いずれも個性あふれる作品で、決選投票で各賞を決定した。グランプリの作品は、革を生かした作品で、デザイン画を見事に再現し、鮮やかな色彩で仕上がりも抜群だった」と講評した。グランプリを受賞した澤村さんには賞金25万円とイタリア・ミラノ視察の旅、準グランプリの黒川さんには賞金10万円とイタリア・ミラノ視察の旅、審査員特別賞の中村さんには賞金7万円、その他の受賞者には賞金4万円が贈られた。


澤村さんのグランプリ受賞作「そこから生まれる」は、澤村さんが素敵だと感じた革や靴の工場で働いている人のかっこいい雰囲気、そしてその場所から生まれる色とりどりの革や靴を表現したレザーブーツ。レザーの端材なども使ってサステナブルな作品に仕上げた(澤村さんのインタビューは後日掲載予定)。


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