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2025年01月20日

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「日本シューズベストドレッサー賞」第10回クラフトマン部門グランプリを受賞した澤村みのりさんに聞く――革や靴の工場(こうば)のかっこいい雰囲気をブーツで表現

グランプリ作品「そこから生まれる」を手にする澤村さん

11月16日(土)、東京・台東区の玉姫稲荷神社で第17回日本シューズベストドレッサー賞と同賞の第10回クラフトマン部門の授賞式が行われた(既報)。

革や靴の工場(こうば)の雰囲気をブーツで表現した作品名「そこから生まれる」でクラフトマン部門のグランプリを受賞した澤村みのりさん(東京都立城東職業能力開発センター台東分校製くつ科在学中)に聞いた。


■授賞式で「靴づくりをあきらめないでよかった…」と話していたが。
高校生の時から靴、とくにオイルドレザーの赤茶色のショートブーツに憧れをもち、モノづくりも好きでした。それから別の職業に就いていましたが、靴が好きという思いが捨てきれず、台東分校に入学しました。そんな思いから、ぐっときてしまいました。


■グランプリ受賞作品の制作で難しかったところは。
つま先部分に、普通は靴の中に入っている先芯を、表革として使ったのですが、硬くて伸びないので大変でした。また、積みあがった革をヒールに使うところも難しかった。


■作品名の「そこから生まれる」に込めた思いは。
工場見学とかをさせていただき、働いていらっしゃる人がかっこよく、そうした雰囲気を表現しました。また、ゴツめのメンズのワークブーツが好きなので、木型は紳士のブーツのものを使いました。また、普段は使われない革の端材をいただき、その味わい深い孔(あな)の開いた革を、あえて飾りに使いました。


■卒業後の進路は。
できれば靴メーカーで働きたいと思っています。将来は、底が厚くてかっこいいブーツを作りたいです。


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