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2024年04月24日

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「日本シューズベストドレッサー賞」第8回クラフトマン部門グランプリを作品名「夏の夜」で受賞した平馬直弥さんに聞く――「革や革靴の奥の深さを知ることができたことは収穫」

第8回クラフトマン部門グランプリを受賞した平馬直弥さん

11月26日(水)、東京・台東区の玉姫稲荷神社で「第15回日本シューズベストドレッサー賞」および「第8回クラフトマン部門」の授賞式が行われた(Shoes Post Online既報)。


靴づくりを学んでいる学生などが応募した作品の中から選ばれる「第8回クラフトマン部門」のグランプリは、作品名「夏の夜」を制作した都内在住の平馬直弥さん(文化服装学院シューズデザイン科2年生)が選ばれた。


■受賞作品のコンセプトは。
好きな虫のなかからトンボを選び、現実ではあり得ない夜空をトンボが飛び交うというファンタジーの世界をイメージしました。サイド部分の虫の体が放つ光沢ある素材感にこだわり、つま先部分はトンボの眼を意識して、発泡スチロールに革を巻いて制作しています。


■授賞式のコメントで、革靴を「良い意味でも、悪い意味でも変わらない世界」と表現したが、その真意は。
革靴の伝統あるモノづくりの世界に敬意をもつ一方、形に制約がある世界なので変わらない、と表現しました。そこで、応募する作品では、今までにない靴を制作したいと考えました。


■卒業後の進路は。
まだ、未定です。シンプルに靴、とくにスニーカーが好きなので今いる学校を選びましたが、革靴にこだわることなく、スニーカーやアパレルなどの分野も含めて考えたいと思っています。ただ、今回のコンテストで作品をつくるにあたり、設計から革の選択など、革や革靴の奥の深さを知ることができたことは、自分にとって大きな収穫になったと思います。

平馬さんの作品「夏の夜」


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