くっきー!さん(中央)とトークショーに登場したメンバー
「第108回東京レザーフェア」の特別企画として、「野性爆弾くっきー!のレザー爆弾!」と題したトークセッションが11月22日(金)、都立産業貿易センター台東館で行われた。
私服だというADDICT CLOTHES(アディクトクローズ)の革製ライダースジャケットとATTRACTIONS(アトラクションズ)のレザーブーツで登場したくっきー!さんは、オープニングトークで、「柔らかい革が好きで、この革ジャンもサランラップくらい軽くて伸びる」と笑いを取った後、「硬めの革を馴染ませるものも好き。革ジャンは20着くらい持っているので、僕の代では馴染ませきれない」と続けた。
革製品との馴れ初めは、「中3の時にバンドをやるためにライダースを購入した」こと。「ラモーンズやシド・ビシャスのように、パンクと革ジャンはセットだし、英車バイク好きも影響している。何はともあれ、革はかっけー」とエピソードを語った。
次のコーナーは「くっきー!をウナラセロ!」。東京レザーフェアに出展している4社が自社で扱う特徴的なレザーを披露。ストック小島は、革ジャンにもできる馬革「WAXヴィンテージ(ハンドワックス)」、山陽は強靭なレザー「アーマー」、寿屋は軽くて薄い「KARUI」、協進エルは通常は使えない革を生かした「サビ」という4つのレザーの現物を各社担当者がくっきー!さんにアピールした。
革についての説明に受け答えするくっきー!さん㊨
最後は、皮革・革製品のサステナビリティを発信していく「Thinking Leather Action(シンキング・レザー・アクション=TLA)の座長である川北芳弘川善商店代表取締役が登場。「革のこと。未来のこと」と題した、革にまつわる誤解を解くコーナーで川北氏は、「革は食肉の副産物で、もし革が使われなかったら、ごみとして焼却または埋設しなければならない」ことを説明。くっきー!さんも「革を使うことは、ええことと分かった」と語り、トークセッションを締めくくった。