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2022年05月16日

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【ランニングシューズ&トレーニングシューズ特集 アキレス「BROOKS(ブルックス)」】履き心地の良さを差別化ポイントにランニングシューズ市場での存在感高める



「衝撃吸収性と安定性で走った翌日のダメージが少ない」


アキレスが2020年1月から展開をスタートした米国のランニングシューズブランド「BROOKS(ブルックス)」が、存在感を高めている。


同社が「ブルックス」について「ポテンシャルがあるシューズなので、是非試してほしい」と話すのには理由がある。踵をしっかり支え、前足部にはゆとりをもたせる、というシューズ設計の基本を押さえていることはもちろん、「ポイントは走った翌日のダメージが少ないこと。衝撃を吸収するうえ、安定感があるので関節や筋肉への負担が少ない」ことを挙げる。“走ることを通じて感じるすべての喜び”を表すブランドメッセージ“RUN HAPPY”を体現するような履き心地があるからだ。


「ブルックス」は、1914年に米国ペンジルバニア州で創業し、さまざまなカテゴリーのスポーツシューズを開発した後、2001年からランニングシューズに注力。2011年に米国ランニング専門店でのシェア1位を初めて獲得し、ランナーに支持されて現在もその地位をキープしている。


独自のミッドソール素材「DNA LOFT」をさらに進化させる


「ブルックス」は、ランニングシューズの履き心地・走り心地を左右するミッドソールの開発に長けており、1977年に世界で初めてミッドソールにEVAを採用したことでも知られる。2021年には衝撃吸収性と耐久性に優れる独自のクッション素材であるDNA LOFTに、液化窒素ガスを混ぜて臨界発泡させた新素材、DNA LOFT V3をミッドソールに使用したロード向けの新しいクッションモデル「Aurora(オーロラ)」を限定発売し、そのデザイン性も合わせて話題を集めた。


この開発は、「ブルックス」の次世代開発チームであるBlueLine Lab(ブルーラインラボ)が手がけたもので、スピードカテゴリーのハイペリオンシリーズも生み出すなど、ランナーの“速く走りたい”という要望に応える商品構成も充実させている。


新素材のDNA LOFT V3はブランド史上最も柔らかく、反発性がある素材で、DNA LOFTと比べ28%の軽量化を実現するとともに、クッショニングは16%、反発力は17%向上。今年以降、発売されるモデルへの搭載も増えてくる予定だ。


グローバルで支持される「Ghost(ゴースト)」14代目はブランド初のカーボンニュートラルシューズに



アメリカや日本を含むグローバルで最も販売実績が高いのが、さまざまなシーンで使いやすい「Ghost(ゴースト)」。2021年春夏シーズンに発売された最新モデルの「Ghost14」は、踵と甲をしっかり優しく包み込み、足にぴったりフィットする3Dフィットプリントのアッパー、100%DNA LOFTにアップデートされミッドソールなど機能性を高めている。また、新しくなったミッドソールとセグメントされたクラッシュパッドのアウトソールが連動し、接地から蹴り出しまでの移行をスムーズに導く。


普段履きからウォーキング、ジョギングからスピードを上げてのランニング、初心者のマラソン挑戦など、さまざまなニーズに対応するモデルとして支持されている。また、メンズはD、2E、4E、ウイメンズは2A、B、Dとウイズの選択肢もあり、ゴアテックスファブリクス搭載モデルも揃えるなど、さまざまなシーンとランナーに対応できる。

Ghost14 1万4300円(税込)/グローバルで販売実績No.1のロングセラーシリーズ。ミッドソールが100%DNA LOFTになり、さらに滑らかな履き心地に。ブランド初のカーボンニュートラルシューズ。㊤左からメンズのイエローグリーン、ホワイト、㊦左からウイメンズのホワイト、グレー/ピンク

「Ghost14」のもうひとつのポイントが、 2040年までに二酸化炭素排出量実質ゼロの達成を目指す「ブルックス」のサステナブルな指針を示す“ブランド史上初のカーボンニュートラルシューズ”としての側面。「ブルックス」は、目標を達成するために製品の材料をリサイクル品に代替することなどに注力しており、この「Ghost14」にはリサイクルポリエステルを、アッパー素材には最低30%、インソールのトップライナーとシュータンの裏地、つま先ボックスの補強などには100%使用している。今回、グローバルで人気No.1のランニングシューズ「Ghost」で、ブランド初のカーボンニュートラルシューズを実現したことは、こうした取り組みの本気さを表している。


また、9代目を迎えた「Launch9(ローンチ9)」は、ジョグからレースまでに使えるオールラウンドモデル。ミッドソールを前作よりも2㎜厚くしたことで、よりクッショニングを高めている。トラックでも使えるため、陸上部の学生にもおすすめだ。


スピードシリーズの「Hyperion Tempo(ハイペリオンテンポ)」は、軽量性とクッション性、反発性を兼ね備えたDNA FLASHをミッドソールに使い、ランナーから「屈曲性に加え、安定感も高く、レースやスピードトレーニング用に使いやすい」と評判のモデル。高い伸縮性と通気性を備えたエンジニアードメッシュのアッパーおよび伸縮性のあるシューレースは、足を心地良く包み込み、フィット感も高い。

㊤Launch9 1万2100円(税込)/ジョグからレースまでに使えるオールラウンドモデル。前作よりミッドソールを2㎜厚くしたことでクッション性が向上した。㊧メンズのライトブルー、㊧ウイメンズのラベンダー
㊦Hyperion Tempo 1万9800円(税込)/ミッドソールに軽量性、クッション性、反発性を兼備したDNA FLASHを搭載したスピードモデル。㊧メンズのブルー、㊧ウイメンズのライトブルー

これら「ブルックス」の性能の高さや関節や筋肉に対する負担が少ないつくりにより、大学や社会人の陸上競技部のチームや個人がトレーニングや駅伝などのレースで使用されるシーンも増えている。


実績の高いトレイルシューズにはDNA LOFT V2搭載の「Cascadia(カスケディア)」の16代目が登場



ロードランニングシューズとともに「ブルックス」で実績の高いカテゴリーが、トレイルランニングシューズ。2004年にアメリカの偉大なトレイルランナーでウルトラランナーのスコット・ジュレク氏が開発に携わり誕生したフラッグシップモデル「Cascadia(カスケディア)」は、すでに16代目を数える。


2021年8月上旬から発売されている「Cascadia16」のミッドソールには、‟DNA LOFT V2” が搭載されている。これによって履き心地が柔らかくなり、従来のDNALOFTと比較して約10%の軽量化にも成功。前モデルから14gの軽量化(メンズの27㎝片足で計測)を実現している。さらに、粘着性の高い独自のTrailTackラバーを採用することで地面をしっかり捉え、走りを安全かつ快適にサポートする。そして、高強度で足をしっかり保護する高い耐久性を兼ね備え、ビギナーからハードなトレイルに挑戦する上級者まで、幅広いトレイルランナーに最適なモデルとなっている。


さらに、今夏には前述のAuroraに搭載されたDNA LOFT V3をミッドソールに採用し、長距離のトレイル走行にも向く見た目も特徴的な「Caldera6(カルデラ6)」の発売も控えている。

Cascadia16 1万5400円(税込)/「ブルックス」のトレイルシューズを代表するシリーズ。DNA LOFTよりも10%軽量化されたDNA LOFT V2を搭載。㊧メンズのイエロー、㊨ウイメンズのブラック

アキレスでは、店頭POPを充実させるとともに、SNSによる情報発信に加え、ランニングインフルエンサーを使ったファン層拡大、ランニングコミュニティでの試履きイベントの開催など、全方位での販促活動に取り組んでいる。さらに「ブルックス」がシーズンごとに提案するユニークな限定コレクションによる話題づくりにより「ブルックス」の認知度向上に努めている。これらの浸透により、これまでの200店舗展開は、2022年中の300店舗展開、10万足の販売を目指すところまできている。



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