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2024年04月19日

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インビスタ、ソリューションダイで環境を考えた「CORDURA TrueLock Fabric」の本格生産・発売を開始――日本初採用はBRIEFING GOLFのキャディバッグ

UV(紫外線)ばく露後の耐退色性

インビスタジャパン(大阪市、小久江富士郎代表)は、製造工程に必要な水、エネルギーおよび発生するCO2を削減した強度と耐久性に優れた繊維素材として、ナイロン6,6の特殊なソリューションダイ(原糸を紡糸する前に、特殊な色素をポリマー溶解プロセス時に混ぜる着色技術。原着糸ともいう)ヤーンでつくられた「CORDURA TrueLock Fabric(コーデュラ トゥルーロック ファブリック)」の本格的生産展開、発売を開始した。


この素材は、高強度ナイロン6,6フィラメントを、ポリマーレベルで色を固定する製造技術により、優れた耐摩耗性などCORDURA本来の高強度面に加えて、耐UV退色、耐変色性、ロットごとの色の均一安定性を実現した。また、その製造プロセスは、使用する水、エネルギーおよび発生するCO2が少なく、環境負荷を低減して責任ある製造工程を実現する。


CORDURA TrueLock Fabricは、高い強度と耐久性に加えて、色において優れた堅牢性、紫外線に対する耐性を備えた特殊なソリューションダイヤーンでつくられている。また、繊維自体がすでに色を有しているため、染色工程を一切必要とせず、均一で常に安定した製造が可能なことから、長らく米軍始め世界中のミリタリーに採用されてきた。


特徴は、①耐久性(極めて優れた耐摩耗性、引き裂き、引っ張り強度)、②高堅牢度(時間の経過とともに色褪せたり、退色しにくい)、③紫外線への耐性(長時間日光にさらされても強度を保持)、④製造ロット間の色の均一安定性、⑤責任ある製造プロセスにより、使用する水、エネルギー、発生するCO2を削減。


また、環境へのメリットとして、CORDURA TrueLockを使用して製造された布地は、25万リニアメートルごとに46万7000リットル以上の水が節約できる。これは1年間で約500人の渇きを癒せる、オリンピックサイズのプール0.2杯分の水の量。


また、CORDURA TrueLockを使用して製造された布地は、25万リニアメートルごとに40万8000メガジュール以上のエネルギーが節約できる。これは1年間で10世帯以上、あるいは学校の60ワットの電球に電力を216年間供給するのに十分なエネルギー。


さらに、一般的な生地染色で製造されたファブリックでは、25万リニアメートルごとに約2万6845kgのCO2が排出される。これは4.9年間ノンストップで車を運転すること、または世界を2.3周するのと同じ。CORDURA TrueLock Fabric は、これらの数量を大幅に削減できる。


上記のデータは、1000デニール溶液染色ナイロン繊維でつくられた布地と、同じ1000デニールの従来の生地染色工程の水、エネルギー、CO2排出量の節約の可能性を比較したもの。この研究は、すべてCORDURAファブリックの認定生産者である3つの独立した染色および仕上げ工場と協力して実施された。


この素材が日本で初採用されたのが、BRIEFING GOLF(ブリーフィング ゴルフ) のスタンド式キャディバッグ「CR-4」(税込7万9200円)および本格キャディバッグの「CR-5 #03TL」(税込7万9200円)。


CORDURA(コーデュラ)は、摩耗、引き裂き、擦り切れに強いことで知られており、世界トップレベルの高性能ギア・アパレル製品の多くで、主素材として使用されている。用途は、かばん、内装材、バックパックから、フットウェア、軍用品、タクティカルウェア、作業服、パフォーマンスアパレルまでに至る。


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