shoespost

 

 

Shoespost-online

2025年04月18日

Shoespost-online

2025年04月18日

紳士靴ブランド「三陽山長」が継ぎ目のない‟ゼロシーム”仕立ての頂点シリーズ「零(ぜろ)」を3月21日(金)から発売



三陽商会が展開する紳士靴ブランド「三陽山長」は、これまでの最高価格となる「零(ぜろ)」シリーズ(税込33万円)の販売を、三陽山長7店舗および三陽商会公式オンラインストア「SANYO ONLINESTORE」で3月21日(金)から開始する。


このシリーズは、アッパーに継ぎ目がまったくない、三陽山長史上最も高難度な‟ゼロシーム”仕立てが特徴。ファーストコレクションでは、ホールカットの「壱(いち)」、ストレートチップの「弐(に)」、タッセルローファーの「参(さん)」の3モデルを用意されている。継ぎ目のない零シリーズの製作には、細部にわたる完璧な仕上げが要求され、一枚革のホールカットデザインは、わずかな不備も許さず、シワや歪みを防ぐために精密な作業が必要となる。


三陽山長の靴職人たちは、妥協のない姿勢で靴づくりに向かい、あらゆる角度から見て完璧な、彫刻のような美しさを持つ一足を完成させている。精緻で実直な仕立ての零シリーズは、ニッポン職人の真髄を体現しており、三陽山長の頂点といえる新シリーズになる。


日本の紳士靴市場においては、高級海外ブランドと国産ブランドの間に明確な価格帯の差異が見られてきた。海外ブランドでは、10万円から20万円以上の価格帯が一般的に受け入れられている一方、国産ブランドは主に10万円以下の価格帯に集中し、異なる顧客層をターゲットとしてきた。


こうしたなか三陽山長は、2019年に「匠」シリーズ(12万1000円~14万3000円)、2021年「謹製」シリーズ(16万5000円~17万6000円)、2023年に「極」シリーズ(17万6000円)といった高価格帯シリーズを順次発表し、上質を求めるビジネスパーソンから好評を得てきた。


特に最近では、高価格帯製品の支持率が高まり、「極」「匠」シリーズの2024年の売上げは、前年に比べ44%増となり、国産高級紳士靴ブランド、三陽山長への需要の高まりが顕著になっている。この流れを受けて三陽山長は、2020年頃から新たな製品開発に着手。そこで辿り着いたのが、これまでの常識を覆すゼロシーム仕立ての靴の開発で、生産背景もようやく整い、5年の構想期間を経てこのたび発売するに至った。


素材については、アッパーにはフランス・アース社のボックスカーフ「アニキス」、靴底には英国屈指の伝統を誇るJ.ベイカー社が手がけたオークバークレザーを使用している。


関連記事


注目記事


商品特集

商品特集


連載

  • いちがいもんの独り言
  • フィッティングの技法
  • トレンドを俯瞰する
  • シューズビジネスを考える

有料会員限定記事


カテゴリー別記事

企業

業界

商品

マーケット

サステナビリティ

インタビュー

決算

人事

PAGE TOP