連載【いちがいもんの独り言58】 備後版 靴小売店 小噺――「どうなるんきゃぁのう〜 この業界(´-`)」
先日、靴の大切さについて講演した後、同業の個人靴小売店主さんと話をしていて…。
「ウエスト部がよく締まるフィット感の良い靴や、女性がビジネスやフォーマルで履けるス~っとしたシルエットで、しっかりした紐靴がほんまにのおて(※本当に無くて)困るのぉ…」
「同感じゃ!」
なんでじゃろう?…「ぱっと見た目の感じや、チョット足を入れてみて、きつい(※窮屈)と思うからじゃろう!」
「それをちゃんとええようにフォローして、売りゃあええがぁ!」
「それができる売り場や販売員が少のうなったけぇ、ぎょうさん(※たくさん)売れんのんで、メーカーもあえて作らんのじゃろうで」
えっ!足元の接客を真面目にやっているのは、もう絶滅危惧種!?
「そうよ、見るからに楽そう、スポッと脱ぎ履きできて、足を入れた時にゆったりなものでないとぎょうさん売れんのんよ(・・;)」
「そんなんばっかり品揃えしとったら、靴文化なんぞ育ちゃせんで〜(怒)。それどころか、医療費や介護費アップの片棒を担ぐことになるでぇ」