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2025年03月21日

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「アシックス」スポーツスタイルカテゴリーから豊田合成と協業したシューズ第2弾――自動車のハンドルに使用されるレザーの端革を再利用



アシックスは、「アシックス」スポーツスタイルカテゴリーで、日本の大手自動車部品メーカーの豊田合成が自動車のハンドルに使用している自動車用レザーの端革を再利用したシューズ「SKYHAND OG(スカイハンドオージー)」を、2月1日からアシックスフラッグシップ原宿、アシックス大阪心斎橋、アシックスオンラインストアで発売した。サイズ展開は22.5~29.0、30.5、31.0㎝で、価格は、1万5400円(税込)。


この商品は、1990年代に販売していたハンドボールシューズ「SKYHAND」をベースに、当時のデザインDNAを受け継ぎながら、スリムなコートシルエットを現代的な履き心地にアップデートした。


アッパーはブラックで、サイドと踵部、ベロ部に豊田合成の端革で作ったスエードとスムースレザーを採用している。これらの材料は、メインアッパーの50%以上を占めている。シンプルでスマートな質感を持たせながら、ステッチやミシン目など、自動車のハンドルからインスパイアしたディテールを各所に取り入れている。


豊田合成と協業したシューズは、2023年1月発売の、廃棄を予定していたエアバッグの生地を再利用した「GEL-SONOMA 15-50(ゲルソノマ フィフティーンフィフティ)」に続く第2弾。異業種の2社が協力し製品化まで至ったアップサイクルの取り組みとして注目され、日本デザイン振興会が主催する「2024年度グッドデザイン賞」のグッドデザイン賞を受賞し、さらに審査委員セレクション「私の選んだ一品2024」に選出されるなど話題となった。


自動車業界では、自動車製造の過程で発生する廃材を再利用することで、社会全体としての廃棄を減らすことを目指している。今回の端革の再利用は、それに沿う動きとなり、今後もこのような新しい形で、本来廃棄される予定であった材料の再利用、再活用を推進していく。


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