
ベースボールスパイクについて語る大谷選手。ASICSⓒ
アシックスは、MLBの大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス所属)が2022年シーズンに使用するベースボール用具を公開した。
ベースボールスパイクのデザインコンセプトは、2020年から継続している和のテイストの「残心」。大谷選手が二刀流で活躍するうえで、集中力を途切れさせないという意味を込めて取り入れている。横の動きに対応するダイナラップ構造も2020年から採用している。また、大谷選手がデザインした二刀流ロゴは、2021年から継続して使用している。
ホームゲームで使用するベースボールスパイクは、大谷選手の要望から差し色としてチームカラーの一部でもあるイエローを履き口に、シルバーをミッドソールやアウトソールに採用した。またミッドソールには、アシックスが提案したマーブル調デザインを配しており、大谷選手からも「気に入ってもらえた」としている。このほか、ビジター用にネイビーベースのスパイクも用意している。
スパイクのアウトソールは、地面に対してまっすぐに立てるフラット構造。これは、大谷選手が大切にしている“立ち感”という軸を重視した設計。大谷選手は「ピッチングもバッティングも、止まっている状態から体重移動して自分でエネルギーをつくっていくパターンなので、スタートの立っている位置がしっかりしていないと、その後の動きにつながりにくい」と語っている。