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2024年09月13日

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ニューバランスジャパン、日本の「ニューバランス」サッカーシューズは前年比20%伸長――UKのサッカー担当マーケティングマネージャー「スポーツとカルチャーが交じり合うところで認知度を高める」

ニューバランスUKのAdam Lyon氏㊧、同じくNicola Comley氏㊨、とニューバランスジャパン久保田社長㊥

ニューバランスジャパンは、ニューバランスUKからフットボール(サッカー)のマーケティングおよびカテゴリーマネジャーが来日して、フットボールのローンチイベントを7月に開催した。


ニューバランスUKのNicola Comley(ニコラ・コムリー)フットボールシニアマーケティングマネジャーは、「ニューバランスは、世界各地に根付くことを非常に大事にしている」と語り、とくに13~24歳の層にスポーツとカルチャーが交わるポジションにあるイノベイティブなブランドとして認知度を高めたい、と述べた。


このビジョン実現に向けた3つの要素として、世界中のさまざまなアスリートの知見を得て革新性ある製品をつくり出すこと、世界の若いアスリートが所属するチームともタイアップして根付かせること、そして草の根活動を通したアクティビティを展開している、とし、さらに「ファンカルチャーとのつながりも深めていく」と話した。


さらに「サッカーは、世界の多くの人に関心の高いスポーツであり、ブランドにとっても重要なカテゴリーに位置付けている。ニューバランスは、まだ新参者だが、2021年から2024年の年間複合成長率は全世界で44%となっている。2026年にはワールドカップが控えており、今後さらに成長を遂げたいと考えている」と語った。


次にニューバランスUKのAdam Lyon(アダム・ライアン)フットボールシニアカテゴリーマネジャーが、「ニューバランスのフットボールシューズは、アスリートの意見をフィードバックして毎回、パフォーマンス性を向上、見た目のデザインも改善している」と述べ、サッカーシューズのFuron(フューロン)と442(フォーフォーツー)について、以下のように説明した。


スピードを重視した設計の新Furonは、アッパーにメッシュ素材を採用して180gという市場競争力のある軽量性がポイント。さらに甲部を覆うキャノピー構造と斜めに配したクロージャ―でストライクゾーンを大きくしたシャープタッチ、そして爆発的な動きができるソール構造を特徴にしている。スタッドは日本市場に重要なHG仕様も用意している。

ニューバランスのサッカースパイク。㊧Furon v7、㊨442 v2

日本市場で人気の442は、快適性を重視しているシリーズ。200gを切るという軽量で、柔らかいマイクロファイバー使ったことによるピュアタッチなアッパー、そして多方面への動きをサポートするマルチディレクション性能が特徴となっている。


ニューバランスジャパンは、「ニューバランス」フットボールシューズから、快適なフィットでパフォーマンスアップに貢献する「442 v2」と、圧倒的な軽さが特徴のストライカー向けスピードモデル「Furon v7」の新色を発売している。


442 v2 PRO HGは、前足部にカンガルーレザーを使用し、履き心地を高めたプロラストを採用。大幅な軽量化と最適な剛性と安定性を満たすHGソールを配している。ウイズはDと2Eで、サイズは22.5~29.0㎝、価格は1万9800円(税込)。442 v2 Team HGは、前足部にフルグレインレザーを採用したミドルレンジモデル。ウイズは2E、サイズは22.5~29.0㎝。1万4300円(税込)。


新色が登場したのがFuron v7+ PRO HG。アッパーには極薄の軽量ニット素材とHYPOKNITを使用している。ウイズはDと2Eで、サイズは22.5~29.0㎝。価格は2万3100円(税込)。ミドルモデルのFuron v7+ Destroy HGは、ウイズ2Eでサイズは22.5~29.0㎝、価格は1万8700円(税込)。


最後にニューバランスジャパンの久保田伸一代表取締役社長が、「サッカー市場には2015年に参入し、競合は激しいが市場に食い込んで順調に成長している。去年から今年にかけては20%の伸びを記録し、これは全社の伸び率を上回るもので、今後2028年、2030年というロングレンジプランのなかでも、かなり速いスピードで伸ばしていこうと考えている」と、日本市場でのサッカーカテゴリーへの取り組みについて語った。


同社は、ジュニア世代の全国サッカー大会であるニューバランスカップの開催により、信頼感が高まっており、ヤングアスリートからの支持を受け、ブランドポジションが上がってきた。久保田社長は「サッカーでは後発組と呼ばれているが、先頭集団に立ち、トップブランドと肩を並べるようにしたい」と締めくくった。


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