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2024年10月11日

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イーベイ・ジャパン、コンビニから海外へ発送できる「eBay SpeedPAK Economy」の導入で越境ECのハードルを下げる

㊧からイーベイ・ジャパンのシステムソリューションマネージャーの大堀貴司氏、岡田雅之社長、張康氏、市田良介氏(発表会で)

イーベイ・ジャパンは、越境EC(海外販売)の新たなサービスとして7月11日からスタートした、コンビニエンスストアのローソンから海外への配送手続きを行える「eBay SpeedPAK Economy(イーベイ スピードパック エコノミー)」についての発表会を開催した。


eBay SpeedPAKは、物流会社Orange Connexが開発した多国間配送サービス管理プログラム、SpeedPAKをeBayの公式物流サービスとして日本国内のセラーに向けて提供するもの。法人・個人を問わず、1個からクーリエサービス(国際宅配便)が利用できる。


今回は、円安により価格競争力が高価格商品市場の成長を加速させるなか、越境EC初心者にとって大きな悩みである配送の問題をクリアするため、増加傾向にある個人販売者を支援するためにeBay SpeedPAK Economyをスタートさせた。


発表会でイーベイ・ジャパンの岡田雅之代表取締役社長は、「越境ECには、『異文化』『言語』、そして『配送』という3つのハードルがあるが、異文化や言語についてはチャットGPTやデジタル技術などの力によって、乗り越えることが容易になってきた。最後に残る配送について当社は昨年10月、eBay SpeedPAK Expressをスタートしたが、今回のSpeedPAK Economyでさらにハードルを低くする。これによって越境ECが当たり前の世界になってくる」と語った。


またイーベイのクロスボーダートレーディングビジネス シッピングチームの張康ジェネラルマネージャーは、「イーベイはSpeedPAKによって2018年以来、世界中の何億個もの小包を配送してきた。eBay SpeedPAKによって、世界中のバイヤーにとっても日本から迅速で安定した配送体験を受けられ、新規セラーの流入も期待される」と述べた。


イーベイ・ジャパンでは、eBay SpeedPAK Economyについて、「1㎏以下の比較的軽量で安価な商材を扱う」「越境ECを始めたばかり」「自分のペースで配送したい」といった販売者の利用を推奨する。


同社の市田良介コレクティブルカテゴリーマネージャーは、「円安で越境ECを始めたいという人は増えたが、『どう始めればよいのか』『手間がかかる』ことがネックになっている。低価格帯の商材を扱う販売者は、配送費は低く抑えたいが、そうすると配送時間がかかることが悩みだった。その悩みに応えたのがeBay SpeedPAK Economyで、越境ECのゲームチェンジャーになる」と語った。


eBay SpeedPAK Economyの展開は、米国への配送でスタートし、8月中にイギリス、第3四半期中にドイツも追加され、オーストラリアやカナダでも導入が予定されている。配送日数は8~12営業日で、追跡サービスは無料。料金は100g単位で1141円からと、競争力がある。


昨年10月からサービスをスタートしたeBay SpeedPAK Express は、最短1.7日で米国に届くサービスで、高価な商品に使われている。7月末の時点で4500アカウントが登録し、21万個が配送された。また、7月10日から開始したeBay SpeedPAK Economy は、リードタイムは長いが軽量で低単価の商品に向く。7月末の時点で1631のセラーが登録を行い、2560個の商品が配送されている。


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