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2025年01月23日

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イーベイ・ジャパン、2024年第3四半期(7~9月)の越境ECレポートを公開――「メンズアパレル&バッグブランド小物」が成長率1位に

2024年7~9月の取引額トップ10

世界最大規模のオンライン・マーケットプレイス「eBay(イーベイ)」への出店を通じ、日本セラーの越境EC(海外販売)を支援するイーベイ・ジャパンは、2024年(7~9月)の期間において日本セラー(販売者)から出品されたアイテムの販売動向を発表した。


同社カテゴリーマネジメント部によると、7月前半につけた1㌦161円をピークに一時20円ほどの円高になった影響を受け、前回の同年4~6月ほどの伸びはなかった。しかし米国経済は堅調に推移、円高の影響は限定的となった。


米大統領選がトランプ氏の勝利に終わり、米国の過剰なインフレを終わらせる動きへの期待感が高まりそうだ。彼らが公約の5つの柱で目指す、国内製造業活性化、GDPの押し上げ、雇用増が実現すれば、今後の米国経済の堅調な推移が持続する見込みが高いため、第4四半期と2025年第1四半期はもちろん、今後の対米ECの盛り上がりが期待できるのではないか、としている。


気になる日本製品への関税増加については、ヨーロッパ製の中古品や趣味性の高いコレクティブルズ商材が大きな売上げを占めるという背景から、そこまで大きく影響はないと予想している。


eBay における日本からの越境ECで7~9月に成長率でのトップ3は、①メンズアパレル&バッグブランド小物、②自動車パーツ、③デジタルカメラだった。


1位のメンズアパレル&バッグブランド小物は、バッグ、アパレル、シューズの3カテゴリーすべてが急激な伸長を果たした。ブランド別では、トップがOnitsuka Tiger、6位Asics、8位Mizunoで、トップ20にはユニクロ、Porter、デニムのiron heartがランクインするなど、国内ブランドの成長が著しい。


2位自動車パーツは、車パーツが2ケタ成長したことに加え、バイクパーツが3ケタ成長。特にエンジンパーツの成長が著しく、Toyota車種に適合可能なAISINのウォーターポンプが大きく寄与。バイクパーツはホンダのゴールドウィングとワルキューレのモデルに互換性のあるパーツが大きく寄与。古いモデルのメーカー純正部品を手頃な価格で安心して購入できる先が日本となっていることに加え、自分の車にパーツが合うか手軽に確認できるツール「myFiitment」が普及したことが要因。


3位デジタルカメラは、前年同期比で 2ケタ成長。世界的な旅行客増加で、撮影の難易度が低く携帯性の高いカメラへの需要が高まった。SNSの普及に伴う、瞬時にデジタルデータを共有できる容易さへの需要の高まりから、コンパクトデジカメが人気。今期は円高に傾いたものの、ハイスペックな日本の1000㌦前後の高級コンパクトデジタルカメラの人気は衰えず。


なお、7~9月の取引額トップ10は、①レディスアパレル&バッグブランド小物、②時計・パーツ&アクセサリー、③アニメアート&キャラクターグッズ、④カメラレンズ&フィルター、⑤自動車パーツ、⑥フィルムカメラ、⑦トレーディングカード、⑧メンズアパレル&バッグブランド小物、⑨デジタルカメラ、⑩ビデオゲーム(本体)。


1995年に米国カリフォルニア州サンノゼで創業されたeBayInc.は、190以上の国と地域で数百万人のセラー(売り手)とバイヤー(買い手)をつないぎ、2023年には730億㌦を超える総取引高を実現した。


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