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2024年12月11日

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ゴールドウインの西田明男代表取締役会長が「旭日小綬章」を受章

ゴールドウインの西田明男代表取締役会長

ゴールドウインの代表取締役会長である西田明男氏が、令和6年秋の叙勲において「旭日小綬章」を受章した。


旭日小綬章は、国家または公共に対して顕著な功績を残した人物に授与される勲章で、企業経営者の場合、経済社会の発展に大きく寄与した企業の最高責任者が対象となる。西田明男氏は、社業のスポーツを通じた社会貢献に加え、一般社団法人日本スポーツ用品工業協会(JASPO)における役員としての産業界への貢献、さらに北陸地区における地域経済・社会の発展に関する功績が認められたことによる受章となった。


西田明男氏は、2000年6月に同社の代表取締役社長に就任し、「強い経営・速い経営・きれいな経営」という経営行動指針のもと、経営体質の強化や改革を推進。同年、アウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス」の直営店を原宿に開店し、自主管理売り場の展開を進めた。以来、直営店を通じて顧客ニーズや消費動向を把握し、生産計画から販売までの全過程において効率的な在庫管理を徹底する「実需型ビジネスモデル」を確立した。


また、2017年11月には、創造性や独自性を追求したものづくりを行う中長期的な事業戦略に基づき、富山県小矢部市にある同社本店内に研究開発拠点「ゴールドウイン テック・ラボ」を開設した。この施設では、3Dスキャナやモーションキャプチャのデータを用いたデジタル設計に加え、熟練技術者の経験とアイデアを取り入れることで、ラグビー日本代表のウェア開発などを進めた。


北陸地域における地域経済・社会の発展に関する貢献として、一般社団法人富山県繊維協会の会長に就任し、2012年11月から毎年継続して繊維総合見本市「JFWジャパン・クリエーション」に富山県繊維協会として出展し、県内繊維企業の商品・技術開発の加速と富山県繊維の新規市場開拓に尽力している。また、寬仁親王記念杯 北陸ウェルフェアゴルフトーナメント大会の会長を務め、北陸地区における障がい者福祉への支援活動にも尽力している。


さらに、公益財団法人ゴールドウイン西田東作スポーツ振興記念財団と公益財団法人ゴールドウイン西田育英財団の理事長を務めており、スポーツ振興に関する事業の推進と、すべての人がスポーツを等しく楽しめる共生社会の実現に寄与するとともに、アスリートをサポートするスポーツ関連分野、または服飾・ファッション関連分野を学ぶ学生と、創業の地・富山出身の学生の奨学援助を実施している。


西田明男氏は受章について「このたびは旭日小綬章という身に余る栄誉をいただき、大変光栄に存じます。創業者の意志を受け継ぎ、創業時の熱い想いと絶え間なく続けてきた努力、スポーツを通して社会に貢献する志を継承し、これまで歩みを進めてきました。これからも、スポーツを通じて人々の生活を豊かにするという創業の精神や企業文化を、時代に合った形で次世代に継承していくことに全身全霊を傾けていく所存です。今回の受章は、お客さまや関係者の皆さま、当社役員・従業員など、ともに歩んできたすべての方々のご支援の賜物です。長年にわたり、ご指導とお力添えを賜りました皆様に改めて心より感謝申し上げます」とコメントしている。


西田明男氏は、1953年11月6日富山県小矢部市生まれ、70歳。1977年ゴールドウイン入社、1989年取締役、1992年常務取締役、1997年専務取締役、2000年代表取締役社長、2020年代表取締役会長。


主な公職として、一般社団法人日本スポーツ用品工業協会副会長、一般社団法人富山県繊維協会会長、日本繊維産業連盟富山県支部長、公益財団法人ゴールドウイン西田東作スポーツ振興記念財団理事長、公益財団法人ゴールドウイン西田育英財団理事長を務める。


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