アシックスは、世界各国のランニングイベントをサポートしており、また、コロナ禍の2020年から2022年にかけて、離れた場所でもひとつのチームとして楽しく参加できるバーチャル駅伝レース「ASICS World Ekiden」を企画し、3年間で175カ国から延べ11万人を超える人が参加するなど大きな反響があった。同社では、「今後も、ランニング文化の発展に向けさまざまな取り組みを行うとともに、世界のランナーとコミュニケーションをはかり、より良いサービスや商品の開発に生かしていく」としている。
主催団体であるUK Ekiden設立者、アンナ・ディングリー氏は「UK Ekidenを立ち上げた背景には、100年以上の歴史をもつ駅伝に感銘を受け、駅伝の素晴らしさを英国、世界中に広めたいという想いがあった。この日本の特別なスポーツの興奮とドラマを、異なる文化や国の壁を越えて共有できることは、私たちにとって大きな喜び。このたび、アシックスをチームに迎えFT Nikkei UK Ekiden Year 2を開催できることを非常に光栄に思っており、今後もUK Ekidenを通じて、日英間のみならず駅伝の国際的な認知度向上に貢献していく」とコメントしている。
また、アシックスの甲田知子常務執行役員は、「日本発祥である駅伝に対するアンナ氏の深い理解と熱意に感動し、また、子どもたちへの普及活動など、スポーツを通した青少年の育成を目指すアシックスの考えとも共通点が多いことからFT Nikkei UK Ekiden Year 2をサポートすることになった。100年以上の歴史をもつ駅伝は、共通の目標に向かってともにトレーニングし実力を高め合う、楽しみや喜びを共有する、といった人と人のつながりが自然と創出されていく、日本で育まれてきた素晴らしい競技でありスポーツ文化。この大会により駅伝への関心が世界に一層広がっていくことを期待している」と述べている。