フラッグシップモデルとして打ち出す「アナコンダ ライト 5 ロー ゴアテックス ボア」(税込3万4980円)
スポーツ用品卸のヒロウンは、北欧ノルウェーのVIKING FOOTWEAR社が展開するフットウェアブランド「VIKING(ヴィーキング)」について、日本総代理店としての本格展開をスタートした。
1920年、ペーテル・マティアス・ロヴデ氏がゴム工場をノルウェーのAskim(アスキム)に設立して創業したヴィーキングは、冬の厳しいノルウェーの人々の暮らしを快適にする“ガロッシュ”と呼ばれる、泥除けや防水、防寒用のゴム製の“靴の上に履く靴”の開発から始まり、やがてラバーブーツやワークブーツなどの生産を手掛けていった。次第にヴィーキングブーツの機能性の高さは人々に広まり、農家以外にも漁師や林業従事者、さらにはさまざまな探検家にも愛用されるようになった。
創業から100年が経ったヴィーキングは、定番のラバーブーツからスニーカーまで、より多くのニーズに応えるフットウェアを創造して製品を拡充。“Creating a world where everyone can be an explorer(誰もが探検家になれる世界を創造する)”のミッションのもと、耐久性に優れた高品質、機能美から生まれる心地良い履き心地、環境に配慮した製品づくりにこだわっている。
ヒロウンは、ヴィ―キングの国内独占輸入販売契約を締結し、2023年秋冬から展開を開始したが、「日本での展開を考えた場合、ヴィ―キングは靴種が多岐にわたるうえ、プライスラインも高いため、ブランディングをしっかり行わないと根付かない」と判断、フラッグシップモデルを設定するとともに、当初は“バイキング”と呼称していた日本語でのブランド名を、本国での呼称に合わせて“ヴィーキング”として展開をリスタートした。
ヴィ―キングの特徴のひとつとして挙げられるのが、独自のソールテクノロジー「UGC(Ultimate Grip Concept)やGORE-TEX、BOAフィットシステム、ミシュランやヴィブラムのソールといった先進のテクノロジーを搭載した機能性の高いシューズを提供していること。
2025年秋冬モデルでは、米国のOros Labs社が開発した、NASAの宇宙船や宇宙服の断熱材にも使われているエアロゲルの断熱性能を応用した断熱材、SOLARCORE(ソーラーコア)を搭載したブーツ「コンストラクター ウォーム ソーラーコア ウォータープルーフ」をキッズ・ジュニアから大人用まで用意している。
SOLARCORE(ソーラーコア)を搭載した「コンストラクター ウォーム ソーラーコア ウォータープルーフ」。価格は、キッズ税込1万9580円、ジュニア税込2万1780円、大人用税込5万9400円。
フラッグシップモデルとして打ち出す「Anaconda Light 5 Low GTX BOA(アナコンダ ライト 5 ロー ゴアテックス ボア)」は、UGC、BOA、GORE-TEX、ミシュランソールと、先進の機能を詰め込んだユニセックスモデル。防水性、耐久性、グリップ性が高く、どんなシーンでも使えるうえ、スタイリッシュな見た目でタウンやビジネスシーンと応用範囲も広い。カラーはブラック(36~45=23.0~29.0㎝相当)とクリーム/チャコール(36~40=23.0~25.5㎝相当)の2色で、価格は3万4980円(税込)。
同社では、このフラッグシップモデルをアウトドア流通はもちろん、セレクトショップや、展開当初から好評の百貨店などでの北欧展といった催事で前面に打ち出して認知度を上げていく。