shoespost

 

 

Shoespost-online

2021年05月11日

Shoespost-online

2021年05月11日

【ワークシューズ特集 ミズノ】フォームウエーブ搭載モデルが履き心地とデザイン性で高評価

2020年11月に開催された「ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO」でのミズノのブース



20年度上半期のワークビジネスは前年比32%増と成長を継続


ミズノは、ワークビジネス事業を戦略ドメインのひとつに位置づけ、建設・建築、運輸のワーカーに向けて、ワークアパレルやワークシューズを展開している。


同社は1997年から別注の企業ユニフォームを企画・販売する専門部門を設置し、これまで約500社以上に納品している。企業からの需要増に合わせ、2016年3月からワークシューズ、2018年2月からワークアパレルを本格展開、2019年4月にはワークビジネス事業部を設立した。B to B の強化を目的に法人事業部を20数人体制から約90人に増員し、国内全支社に法人営業部隊を設置して企業や自治体などの営業を強化している。


そうした活動もあって、2021年3月期の第2四半期(2020年4~9月)におけるワークビジネス事業の売上げは、コロナ禍にあって前年比32%増を記録した。新型コロナウイルスの感染拡大によりスポーツ用品等の販売に影響が大きく出たなか、ワークアパレルにおいて企業ユニフォームの取り組みが増えたことが原動力となった。同社では2021年度にワークビジネス事業の売上げ100億円を目指している。


8000円から1万円を中心価格に、JSAA規格A種認定のプロスニーカーを「ALMIGHTY(オールマイティ)」シリーズで展開しているワークシューズについては、計画には届かないものの同11%増と、こちらも2ケタ増で推移している。新型コロナウイルスの影響で、作業用品専門店(ワークショップ)やホームセンターなど、扱い店のなかには休業する店舗も出たが、開店後はすぐに売上げが戻った。


同社では、ワークカテゴリー自体が、建設・建築、運輸という休業や在宅勤務とは比較的関係の薄い業種であったことも影響を少なくしている、とみている。


ニット風メッシュでムレを軽減するオールマイティES31Lもヒット


ミズノのワークシューズは、例えばつま先には野球スパイクに使われる耐久性に優れた素材を、シュータン部分にはテニスシューズなどで使われる通気構造を取り入れ、アッパーには走りやすさを追求したランニングシューズのパターンを活用するなど、スポーツ用品の開発で培った知見を活用して商品化されている。さらに履き心地を左右するラストは、ウォーキングシューズをベースにつくられている。


現在、人気を集めているのは、同社ランニングシューズなどに使われている波型のミッドソール構造「FOAM WAVE(フォームウエーブ)」をワークシューズに搭載し、2020年9月から発売したオールマイティZW43H。足首をしっかりサポートするハイカットタイプながら、内側に設計したファスナーで脱ぎ履きがしやすいことが評価されている要因のひとつ。



㊧オールマイティZW43H オープン価格/フォームウエーブ搭載のハイカットデザイン。24.5~28.0、29.0㎝。W-TYPEシリーズ。カラーはグレー×イエロー。㊨オールマイティZW43H オープン価格/フォームウエーブ搭載のハイカットデザイン。24.5~28.0、29.0㎝。W-TYPEシリーズ。カラーはブラック×レッド



ローカットでは、靴内のムレを気にするワーカーに対応して開発されたニット風メッシュをアッパーに採用したオールマイティES31Lが人気となっている。アッパーの通気性の良さやゴムの靴紐の採用による着脱の容易さが購入の決め手になっている。


同社では、履き心地の良さはもちろん、軽量性と耐久性という相反する機能の追求に力を入れ、仕事中の安全を守ること、そして長く使えるシューズの開発に注力している。


同社は、2020年3月に発売した紐タイプのオールマイティHW11Lとベルト仕様の同HW22Lでミズノウエーブ(フォームウエーブ)をワークシューズに初搭載しており、ワーカーからは「スポーツブランドの履き心地」と評判は上々だという。



㊧オールマイティES31L オープン価格/ニット風メッシュ素材の採用でシューズ内部の快適性を実現。24.5~28.0、29.0㎝。S-TYPEシリーズ。カラーはブラック×ホワイト。㊨オールマイティHW22L オープン価格/フォームウエーブ搭載の3本ベルトデザイン。24.5~28.0、29.0㎝。W-TYPEシリーズ。カラーはレッド×ブラック


㊧オールマイティHW11L オープン価格/フォームウエーブ搭載の紐デザイン。24.5~28.0、29.0㎝。W-TYPEシリーズ。カラーはブラック×ホワイト。㊨オールマイティHW11L オープン価格/フォームウエーブ搭載の紐デザイン。24.5~28.0、29.0㎝。W-TYPEシリーズ。カラーはホワイト×ゴールド×グレー



デザイン性についても好評で、ワークシューズを履いて現場に通うワーカーが増えるなかで、リピーターの増加につながっている。さらに、買い替えサイクルが短い靴種であることを考え、人気モデルについては定番色に年2回、限定カラーを差し込む施策を行っており、これもユーザーの心をつかんでいる。


今後もさまざまな業種に対応するモデルの開発を進める


現行のラインアップは、クッション性と安定性を両立するフォームウエーブ搭載と六角形のアウトソールパターンによるW-TYPEシリーズ、高い耐久性と素足に近い接地感覚をプラスしたD-TYPEシリーズ、軽量化を追求したS-TYPEシリーズ、作業用に適した安全性と耐久性を取り入れたミズノワークの初代ソールであるF-TYPEシリーズで構成されている。


業種については運輸業、建設・建築業、製造業のほか、静電気帯電防止性能を有する電子機器製造業向けもラインアップしており、同社では今後もさまざまな業種に対応できるシューズを開発していくとしている。また、安全に働けるように防滑性についても意匠と配合を含めた研究を続けていく。



関連記事


注目記事


商品特集

商品特集


連載

  • いちがいもんの独り言
  • フィッティングの技法
  • トレンドを俯瞰する
  • シューズビジネスを考える

有料会員限定記事


カテゴリー別記事

企業

業界

商品

マーケット

サステナビリティ

インタビュー

決算

人事

PAGE TOP