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2024年12月11日

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「革コン2024」の入賞作品を発表――プロダクト部門の最優秀賞は木下実さんの「積み重ねるダンベル」、クリエイティブ部門の最優秀賞は守山陽菜さんの「kirikoスタンド」が受賞

プロダクト部門最優秀賞を受賞した木下実さん㊧とクリエイティブ部門最優秀賞を受賞した守山陽菜さん㊨

第108回東京レザーフェア会期中の11月21日、協同組合資材連主催の「革コン(東京レザーフェアデザインコンテスト)2024」の発表、表彰式が都立産業貿易センター台東館で行われた。


専門学校生や大学生、フリーデザイナーや一般から、応募者本人が製作する「プロダクト」部門に119作品、デザイン画のクリエイティブ部門に1737作品の合計1856作品の応募があり、そのなかから両部門の最優秀賞、優秀賞、入賞が発表された。


プロダクト部門の最優秀賞には、“触りたくなるダンベル”をテーマにした木下実さんの「積み重ねるダンベル」が選ばれた。靴のヒール等に使われる吟積み上げ特有の質感や美しさをダンベルで表現した。リネアペッレからは「革の成形しやすさに着目した、これまでにない革の利用法。調和のとれた形状と革という独特で比類ない素材の成形について、よく研究してある」と評された。


優秀賞は、ハチの巣をイメージした上野寿子さんのバッグ「ハチの巣型バッグ」が受賞した。シューズでは、藤井大将さんの「self-control(自律)」が入賞。また、佳作のシューズ作品には、大林楽奈さんの「soul」、藤井大将さんの「femme fatale」、藤牧晟亮さんの「交差」、星野輝夫さんの「海の鷂を履いたか」、三鴨樹幹さんの「重ね」が受賞している。


また、デザイン画を審査するクリエイティブ部門の最優秀賞を受賞したのは、レザーのカッティング技術と切子ガラスを掛け合わせた守山陽菜さんの「kirikoスタンド」。優秀賞は、革を葉の形にカットしたパーツを組み合わせた三浦和俊さんの一輪挿し「Torre Fogliare」。また、高校生以下を対象としたユース・クリエーターズ賞には、荷川取妃梛さんの「経年劣化を楽しむ革箪笥」が選ばれた。

木下実さんが制作した作品「積み重ねるダンベル」㊧と、守山陽菜さんの「kirikoスタンド」のデザイン画

両部門の最優秀賞には賞金20万円、優秀賞には賞金10万円、入賞にはTLF(東京レザーフェア)オリジナル革製品が贈られたほか、プロダクト部門の最優秀賞と優秀賞は、2025年2月にイタリア・ミラノで開催されるリネアペッレ展で作品が展示される。またクリエイティブ部門の最優秀賞には、職人による実物制作サンプルとペン型タブレットが、優秀賞には職人による実物制作サンプルが贈られる。ユース・クリエーターズ賞には、TLFオリジナル革製品とペン型タブレットが贈られる。これら受賞作品は、第108回東京レザーフェアで展示された。


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