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2021年09月18日

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脳梗塞で半身付随の市川さん(83歳)が8年かけて歩行具開発! クラウドファンディングにも挑戦中

市川さんが開発した「アランシューズ」㊧と装着時㊨

茨城県鹿嶋市在住の市川繁吉さん、83歳。 8年前、75歳の時に脳梗塞で入院し、現在、左半身付随の生活を余儀なくされている。


入院中はリハビリのための装具を貸してもらったが、木工所を経営していた職人肌の市川さんは、「良く動かない」「使いづらい」と、借りた装具の利便性に疑問を感じるようになった。


そこで、根っからの職人魂に火が付き、傍らにいる奥さんに「ベルトを持ってこい」「ゴムを持って来い」「バネを持って来い」と、思うようにならない足をなんとかしたい、と入院中の半年間考え続けた。


脳梗塞を患うと、足のつま先が下がってしまう(下垂足)ことで、つまずきやすくなり、転ぶことで他の症状を併発するというリスクがある。退院後、「どうしたら歩きやすくなるか」を追求し、「つま先を上がりやすくする」ための装具を自分で作製し、使い込んでは改良することを繰り返した。結果、この快適さを求める開発に8年の月日を費やし、この間、50以上の試作を行ったという。


市川さんと奥さん

保険が適用される従来の装具は、高価であるうえ足が固定されることで歩きやすいとは言えない。さらに「大きさの都合で装具用の靴と、片方には自分の足に合う靴の2足が必要になり、お気に入りの靴が履けない。また汗疹(あせも)で痒くなってしまう、などの点が気になった」と言う市川さん。


それに比べて市川さんが開発した「ベルト式歩行装具・アランシューズ」は、「安くて、使いやすく、軽くて、汗蒸れがなく、歩きやすくて、 痒くならない、脱着が簡単、どんな靴にもフィットする」というのがメリット。慣れれば片手での装着も可能だという。


多くの方々に知ってもらうことを願って、クラウドファンディングにも挑戦したい、という市川さんの情熱に心を動かされた茨城・牛久市で100年以上続く老舗靴専門店サワムラヤ靴店の5代目、入江秀夫さんがお世話をすることになった。


「脳梗塞で苦労する多くの方々に少しでもお役に立てることが出来れば」と、83歳を迎える市川さんは、残りの人生を賭けたいと熱意を燃やしている。



現在、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で、「83歳の片麻痺のおじいちゃんと夫を支え続けた奥様が8年かけてつくった歩行具」として応援購入を募っている。価格は1万5000円、先着5人までは20%OFFの1万2000円。プロジェクト終了は9月10日。


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