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2025年05月12日

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「SOU・SOU」が京都・西陣の「吉靴房」とコラボレーションしたハンドメイド革靴を発売

㊧鋭応(えいおう)、㊥貫(つらぬき)、㊨寸五真木柱五枚丈(すんごまきばしらごまいたけ)

若林が展開する日本の四季や風情をポップに表現したテキスタイルデザインを製作する京都のブランド「SOU・SOU(ソウソウ)」から、日本文化の象徴的デザインを巧みに取り入れた唯一無二の革靴が新登場、3月13日に「SOU・SOU 傾衣(けいい)」(京都)およびSOU・SOUオンラインショップで販売を開始した。


同じく京都の西陣に工房を構える「吉靴房(きっかぼう)」とのコラボレーションで、新しい和装の足元を追求する。今回、新作としてリリースされたのは、「鋭応(えいおう)」、天先型の短靴「貫(つらぬき)」、足袋に特徴的な踵をつけた「寸五真木柱五枚丈(すんごまきばしらごまいたけ)」の3型で、いずれも使い込む程に風合いを増す牛革を使用した個性派揃い。


鋭応(税込6万9300円)は、指揮官クラスの武士が戦の際に使用する履物をイメージ。鋭応とは、戦の前に発し勝鬨を身に纏う掛け声「えいえいおう」を意味する。色は濡羽色/胡粉色。


日本でも平安時代のあたりには皮履(かわぐつ)が普及し始め、鎌倉時代には武士たちに使用された。貫(税込5万8300円)は、特徴的な紐通し部は綱貫の名残。当時の精神性をデザインした天先型の短靴。色は濡羽色/胡粉色。


寸五真木柱五枚丈(税込7万4800円)は、“新しい和装の足元へ”というコンセプトでデザインされたレザーシューズ風の足袋。太くて立派な真木のような力強いヒールが特徴。ボリューム感のある形は着物のシルエットにも良く合う。色は濡羽色。


すべて21.5~ 29.0㎝(0.5㎝刻み)で、アッパーには牛革、裏革は豚革、中敷は牛ヌメ革と豚革を使用している。


吉靴房は、履物作家の野島孝介氏が京都・西陣を拠点に手づくり靴の製作を行うアトリエ兼ショップ。日本生まれ日本育ち、国技といえる剣道を20年以上学んだつくり手の野島氏が、伝統文化の延長戦上にある未来への指針となる履物を形にするべく立ち上げた。靴づくりのテーマは「日本の革靴」。日本に古来より伝わる形を現代の生活に合うデザインに昇華し、革靴の技術と合わせ製作している。SOU・SOUとは、2009年からコラボレーションを続けている。


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