
㊧METASPEED EDGE TOKYO、㊥METASPEED SKY TOKYO、㊨METASPEED RAY。カラーはMETASPEED EDGE TOKYOとMETASPEED SKY TOKYOがフラッシュレッド×ブラック、METASPEED RAYがホワイト×フラッシュレッド
アシックスは、トップアスリート向けのランニングシューズであるMETASPEED(メタスピード)シリーズの最新作「METASPEED RAY(メタスピードレイ)」「METASPEED SKY TOKYO(メタスピードスカイトウキョウ)」「METASPEED EDGE TOKYO(メタスピードエッジトウキョウ)」を、7月下旬からアシックスオンラインストア、アシックス直営店各店(ファクトリーアウトレットを除く)、全国のスポーツ用品店などで順次発売する。
サイズはすべて22.5~29.0、30.0㎝で、価格は、METASPEED RAYが3万3000円(税込)、METASPEED SKY TOKYOとMETASPEED EDGE TOKYOが2万9700円(税込)。
METASPEEDシリーズは、ストライド型とピッチ型の走法の違いに着目し、ランナーが日頃のトレーニングで身に着けた走り方を維持しながらパフォーマンスが向上できるよう設計している。2019年11月にトップアスリートが勝てるシューズを開発すべく、廣田康人社長(現会長)直轄組織のCプロジェクトを発足させ作製した。
今回は、新たに軽量性を追求したモデルとしてMETASPEED RAYをラインアップに加えた。最大の特徴は、重量わずか約129g(27.0㎝/片足)という軽量性。これは現時点で発売されているカーボンプレートが搭載された長距離用ランニングシューズのなかでもトップクラスの軽量性で、弾むような軽やかな走り心地を重視するランナー向けに設計しており、特にフォアフット走法(足の前部から着地する走法)に効果的。
ミッドソール全体と中敷に、同社クッションフォーム材の中で最も軽く、優れた反発性を発揮する新素材、FF LEAP(エフエフリープ)を採用。前モデルに使用していたFF TURBO PLUS(エフエフターボプラス)と比較して約15.0%軽く、反発性を約13.7%、クッション性を約30.0%向上させた。
着地と同時に変形、圧縮し、素早く元の形状に戻ることで、跳ね返るような感覚が得られ、ストライドを伸ばせる。また、軽量のカーボンプレートをミッドソール内部に搭載し、足の動きを安定させ、効果的に身体を前方向へ推進させるようにしている。アッパーは、軽量で通気性に優れた素材、MATRYX(マトリックス)を使用し、フィット性が高く、スピード走行時のブレを抑制し安定した足運びをサポートする。靴底は、さまざまな路面コンディションでも優れたグリップ力を発揮するASICSGRIP(アシックスグリップ)を採用している。
METASPEED SKY TOKYOは、ストライド型のランナーがストライドをより伸ばし、少ない歩数でゴールできることを追求。ミッドソールはFF LEAPとFF TURBO PLUSを組み合わせており、FF LEAPは下層部に搭載している。カーボンプレートはフラットな形状のものをFF LEAPの上部に配置。プレート全体でフォーム材を圧縮させることで、よりダイナミックで大きな反発力を生み出せるようになっている。また、中敷にもFF LEAPを使用している。
アッパーは、モーションラップアッパー3.0を採用し、軽量で通気性に優れ、スピード走行時にもブレを抑制し、安定した足運びをサポートする。靴底はASICSGRIPを採用。前モデル(METASPEED SKY PARIS)と比較し、約15g(27.0㎝/片足)の軽量化と約18.8%のエネルギーリターン向上を実現した。
METASPEED EDGE TOKYOは、ピッチ型のランナーがピッチを調節しながらストライドを伸ばし、少ない歩数でゴールできることを追求している。ミッドソールはFF LEAPとFF TURBO PLUSを組み合わせて使用しており、FF LEAPは上層部に搭載している。
カーボンプレートはミッドソール内のつま先に向かって下がるよう傾斜を付けて配置し、蹴り出しの際に力が必要な足の前部へ局所的にフォーム材を圧縮させることで、少ないパワーで大きな反発力を得ながらすみやかに足を前に出す、といった効率的な足運びをサポート。また、中敷にもFF LEAPを使用している。アッパーは、モーションラップアッパー3.0、靴底はASICSGRIPを採用している。前モデル(METASPEED EDGE PARIS)と比較し、約15g(27.0㎝/片足)の軽量化と約21.4%のエネルギーリターン向上を実現した。
Bashir Abdi(バシル・アブディ)選手(ベルギー)は、「アシックスは、私たちアスリートからのフィードバックに基づいてシューズを改良、アップデートしてくれた。これは、さまざまな科学的知見に基づいた開発の成果であり、私たちがシューズに求める要素がしっかりと反映されている。さらに、3つのモデルの中から自身の走り方に合った一足を選び、テストと評価を重ねることができたことで、自信をもってレースに臨めるようになった」とコメントしている。