2022年2月22日 いちがいもんの独り言 連載 連載【いちがいもんの独り言㊻】備後地方の情報誌「経済リポート」の記事にアサヒさんの靴を取り上げもらいました 備後地方の情報誌「経済リポート」に当店を掲載していただきました(10万人が読んでいるそうです!)。 何か最近の話題はないですか?とのリクエストで、昨年秋発売の糖尿病やその予備軍の方たちにフォーカスして開発されたアサヒシューズの靴を話題にしました。 30年ほど昔、取引先の方が糖尿病で医師から歩くように勧められ、がんばって歩き、膝を痛め歩けなくなり、糖尿病が重くなり退職されたと聞きました。今ならウォーキングについて少しはアドバイスできただろうにと、今でも心残りです。そんなこともあり、この靴を記事に取り上げてもらいました。実際に購入された方たちの評価もいいです。男性中心と思っていましたが、女性にも売れています。 個人的には、小股の切れ上がった…じゃなくて、ウエストがキュッと締まったランニングシューズが好きなのですが、このように何かにフォーカスして開発された靴は、元開発者としてもとても好きなんです。できた靴について、後から第三者がなんだかんだと言うのは簡単です。しかし、いろいろ考えて仮設を立てて、調査して、違う世界の協力者を探して頼み込んで…、トライ&エラーで試行錯誤。さらには営業任せにせず、新製品を開発者自ら売り込みに回る。いろんな物語があっただろうと想像すると、ニンマリして靴を観てしまいます…チョッと変ですかねぇ。 膝の動きを助ける靴や、室内使用で脱ぎ履きしやすい靴など、近年アサヒさんは切り口が明確な商品を提案しています。さらに、商品サイクルが長く、フォローも良い。これは小売店にとって大変魅力的です。ある意味SDGsだと思います。対して、年に何回も新作を出して商品をすぐに陳腐化させる商業形態は、環境に余計な負荷をかけているように感じます。 「経済リポート」掲載内容の前半部は褒めすぎでこそばゆいですが、生活習慣病予備軍の人は、この記事を見て、運動を始めるきっかけにしてほしいですね。 【松下誠氏のプロフィール】 シューズコンフォートアドバイザー。広島県福山市でシューズの販売を通して足と靴に関するアドバイスを行っている「シューズラボCue(キュー)」を経営。なお、“いちがいもん”とは広島の方言で「頑固者」を指す。