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2021年02月24日

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連載【いちがいもんの独り言⑬】SNSで生の情報を聞こう!

「今はSNSを通じて、どこの誰がどういう問題を抱えているかが具体的に分かります。そういう問題を百人聞いた方が、エビデンス(根拠)としては確かで、物事を動かしやすいんです」


致知出版社が発行している月刊誌「致知」8月号で、フューチャー会長兼社長の金丸恭文氏がこのように話していました。金丸氏は、日本初のITコンサルティング会社を立ち上げた方です。


このくだりを読んで、これコレと思いました。メーカーは、実際に接客している現場の人たちとSNSで繋がり、生の情報をダイレクトに聴くべきです。


私がメーカーで企画開発をしていた頃は、SNSなんて便利なものはありませんでした。日本中、あらゆるところに出向いて、直接前線の声を聞いていました。ハズレも多かったです。今なら、日々のSNSでチェックしていると有能な人に目星がつけられます。


自分たちが伸ばしたい、開拓したいところの有能な人をSNSで見つけて、問題を吸い上げる道ができれば、金の卵です。それで訪問すれば、会う前から旧知の仲です。良い時代であり、怖い時代です。


今、靴流通でもコンビニでも、業績が良いところは経営陣が店頭に立って現場を見ていると、何の本だったか、読んだことがあります。このネットワークができていれば、その精度が上がります。私がまだメーカーに勤務していたら、このネットワークを創ることを優先します。


売れている商品でも、必ず改良点があります。それは直接売っている人が一番分かります。その情報はおかずではなく、今後の飯のタネになり、その積み重ねは他者が簡単にとって代われないものになります。


靴業界の黒子として海外を飛び回って活躍されている方が、日本の靴業界が世界から遅れているのはシステム作りだと言われていました。これもそのひとつかなと思います。


幕末の動乱期に、江戸幕府の老中首座を務めた阿部正弘が、大名や幕臣、庶民にまで広く意見を求めたように、SNSメンバーをシューズポストウィークリーの紙面を使って、広く公募してみてはどうですか? 勝海舟のような人が出てくるかもしれませんよ。ワクワクしませんか?


規模が縮小している靴専門店の声に、真剣に耳を傾けてもらえることを願って書いています…。


【松下 誠氏のプロフィール】

シューズコンフォートアドバイザー。広島県福山市でコンフォートシューズの販売を通して足と靴に関するアドバイスを行っている「シューズラボキュー」を経営。なお、“いちがいもん”とは広島の方言で「頑固者」を指す。


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