連載【いちがいもんの独り言 72】 靴に関わる人に読んでほしい一冊

「歩く マジで人生が変わる習慣」(池田光史著/ニューズピックス刊)
身体に関わる人・靴に関わる人…できるだけ多くの人に読んでいただきたい本です。
Step1「歩くとアイデアが降ってくる」や、
Step2「歩くことの効果」はかなり知られていることですが、
関心のない人にこそ知ってほしい内容です。
Step3「街のこと」はウォーカブルシティの話でおもしろいです。
身近な所では尾道はウォーカブルな街で人気なのがわかります。
公共交通機関を降りるとすぐに海と山。
そしてすぐにレトロな街並みやカフェなどを散策できる。
車を気にしなくて歩ける街。
理想的なウォーカブルシティ。
商店街を歩かないとロープウェイに乗れなくしたのもいい。
現代人は気持ち良く歩くことに枯渇し、無意識にそれを求めている。
Step4「足のこと」は「サピエンス全史」や「脳を鍛えるには運動しかない」
などの著書のエッセンスが詰まっています。
「歩くだけでは痩せない」人類学の視点から見れば、
人間がただ歩くだけで簡単に痩せたら困るのです。
Step5「靴のこと」は最近よく取り上げられるアストラを中心に
話が進みます。
ベアフットシューズを取り巻く問題についても気づいている人は
靴関係者でもあまりいないと思います。
とても核心をついた内容でした。
足をガッチリ安定させる靴の使用は過ぎると靴に頼る足になりかねない。
歪みが少なくしっかり機能する足にはフィット感が良く
最低限の保護機能だけでいい。
個々の身体と足の状態をみてどうするか、
靴を勧める私たちの永遠の課題です。
【松下誠氏のプロフィール】
シューズコンフォートアドバイザー。広島県福山市でシューズの販売を通して足と靴に関するアドバイスを行っている「シューズラボCue(キュー)」を経営。なお、“いちがいもん”とは広島の方言で「頑固者」を指す。
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