アシックス、20年12月期第1四半期は新型コロナの影響で赤字決算に
チャネル別では、卸販売(同15.0%減)とリテール(同24.8%減)は減収だったが、ECはほぼすべての地域、そしてすべてのカテゴリーで成長し、前期比57%増と高い伸びを示した。
新型コロナウイルスにより、直営店は米国(全95店)と欧州(全198店)は3月末から、日本(全157店)は4月末から休業に入ったが、欧州は4月中旬から順次営業再開。中国は全145店中、1月末の時点では52店が休業していたが、2月末に27店、3月末には4店になり、5月の売上げは前年を上回ってきている。
廣田社長COOは「第1四半期は厳しい結果だが、中国では直営店が再開し、卸販売、ECも昨年実績を超えてきている。今後、「在庫管理の強化」「ECの拡大」「コストコントロール」「キャッシュマネジメント」「感染防止活動」の5つにしっかり取り組み、強いアシックスをつくる」と述べた。
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