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2024年11月04日

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ワークマン、青森県に「#ワークマン女子」を初出店――今後東北3県のイオン系商業施設に7店舗をオープンへ

ワークマンは10月24日(木)、イオンモールつがる柏の敷地内に青森県初の「#ワークマン女子」イオンモールつがる柏店をオープンした。この店舗は、今秋から始めた同社が得意とする男性衣料の比率を高めたファミリー客向けの新型「#ワークマン女子」店の全国3号店。


青森県は、ワークマンとWORKMAN Plusの既存店1店舗当たりの業績が全国1位で、なかでも津軽地域の3店は県下で最上位を占めている。ただ、駐車場が足りていないことから、広い駐車場を持つ#ワークマン女子店を早期に出店して、一般客の分散をはかる必要があった。つがる柏店の最寄りの自店であるワークマン五所川原店は、作業客が多い全国屈指の繁盛店だが、駐車場が12台しかなく、一般客は目的買いの作業客より駐車時間が3倍以上長くなるため、一般客をできるだけ広大な駐車場があるつがる柏店に誘導することも出店目的の1つとしている。


2025年秋に開店予定の県下2号店の「#ワークマン女子イオンタウン弘前安原店」も同様な事情がある。市内のWORKMAN Plus弘前城東店とワークマン弘前青山店も全国でトップクラスの繁忙店だが、駐車場は8台と11台。#ワークマン女子店は既存店の駐車場の逼迫度で出店の優先順を決めており、東北地方で女子店の進出優先度は最上位となっている。


イオン系小売の敷地内に出店するのは、大型食品スーパーと女子店の相性が良いからで、大規模スーパーでの買物のついでに女子店に立ち寄るケースも多い。東北地方ではイオン系が強く、広い駐車場があることも魅力。東北の女子店は青森県、秋田県、宮城県に各2店、岩手県1店の計7店舗をイオン系小売の敷地内に出店することが決まっている。イオン系以外では山形県で5店、宮城県で2店の計7店舗が、山形県の食品スーパー最大手、ヤマザワの敷地内に出店する。


これまでの女子店に対する顧客の改善要望は、①女性と男性の主力衣料品のテイストが異なり、店舗に統一感がない、②男性用が少なすぎる(現状は2対1)、③男性物は派手なアウトドアカジュアルや機能性衣料が多く、着用頻度が高い普段着が少ない、ことだった。これらの課題を踏まえて、#ワークマン女子つがる柏店は、女性と男性の衣料品売り場に統一感を出し、日常使いの男性普段着を増やした新型店舗になる。そして売り場構成比を女性衣料35%、男性衣料35%、靴15%、キッズ10%、鞄・帽子5%にしていく。


#ワークマン女子イオンモールつがる柏店の初年度売上高は、2億2000万円を目指す。派手な製品が多かった従来の女子店とは異なり、落ちついた雰囲気にしている。なお、女性物は8割が女子店の限定製品だが、男性物も“大人カジュアル”を中心に大半を女子店の限定製品にして魅力度をアップさせる。


なお、ワークマンは2024年9月30日現在、1021店舗を展開している。業態別の内訳は、ワークマン363、WORKMAN Pro10、WORKMAN Plus569、WORKMAN PlusⅡ10、#ワークマン女子(ショッピングセンター内のWORKMAN Plus店も含む)69。


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