スニーカーではブレーキペダルをしっかり踏み込めている
JAF(日本自動車連盟)は、サンダルや革靴、スニーカーなどの履物による運転操作の変化を検証し、その結果を9月9日にウェブサイト(【資料編】https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/footwear/driving_shoes、【動画編】https://youtu.be/YyMf6knb4Xk)で公開した。
ビーチサンダルやミュールなど、“車の運転に適さない”と言われる履物がいくつかあることから、実験ではさまざまな履物を着用したモニタードライバーがテストコースを走行、運転操作にどのような影響があるかを検証し、なぜその履物が車の運転に適さないかを明らかにした。
モニターは、20代男性(着用履物:つま先が尖った革靴、ビーチサンダル、スニーカー)、40代男性(同:革靴、木製サンダル、スニーカー)、30代女性(同:ミュール、厚底ブーツ、スニーカー)、40代女性(同:サンダル、ハイヒール、スニーカー)。
テストコースには、細かい運転操作が想定される交通場面(坂&踏切やクランク、車庫入れなど)を設置し、4人のモニターにはひとつの履物に対して1周走行、それぞれの履物について、アクセルの踏み方やブレーキを踏む力、足の動きを計測器やカメラで確認し、運転操作への影響を検証した。
それによると、サンダルでは、ペダル踏みかえの際に脱げやすくなったり、引っかかったりする場面が見られた。また、厚底ブーツやハイヒールでは微調整のしづらさから、想定外に急加速・急発進した様子もあった。つまり、とっさに操作しなければいけない時に、対応できない可能性があることが分かった。一方、スニーカーはペダルを滑らかに操作でき、急ブレーキの際でも強い力で踏み込むことができた。
JAFでは、「JAF先生に教わった!」シリーズとして、YouTuberの木村亜美さんにも同じ内容のテストを体験してもらい、ドライバー目線での感想やポイントをより詳しく解説している。【コラボ動画】JAF×木村亜美「履物の違い」JAF先生に教わった!は、https://youtu.be/RtDkF0mo2RQから。