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2024年05月05日

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アキレス、2026年3月末でのシューズの国内生産終了を決める

アキレスは4月25日開催の取締役会で、職域(業務用)シューズやレインブーツ、上履きなどを始めとしたシューズの国内生産を2026年3月末までに段階的に終了することについて決議した。


同社では、シューズ国内生産終了の理由について、「シューズ事業を取り巻く環境は非常に厳しく、原材料価格・エネルギーコストの高止まり、生産・流通に関わる加工費や物流費の高騰、少子化の急速な進行による対象品の物量減少、輸入廉価品の台頭、設備老朽化に伴う維持管理費用の増加等の状況により、国内生産品による事業継続は極めて困難な状況にある」としたうえで、この状況下で生産継続の方向性をさまざま検討したが、シューズの国内生産の終了を決めた、としている。


シューズ国内生産終了の時期については、製品によって段階的に生産終了を進め、最終的に2026年3月末をもって生産終了する。なお、対象製品の販売は、在庫がなくなり次第終了となる。国内生産終了後のシューズ事業は、「瞬足」「アキレス・ソルボ」「BROOKS(ブルックス)」等の主力製品に集中し、シューズ事業の成長と利益創出を進めていく。


なお、国産でスタートしたレザーカジュアルシューズの「アキレス・ソルボ」は、2016年に同社と台湾企業との合弁で稼働したカンボジア工場での生産に徐々に切り替え、2022年から定番モデルを始めとする全商品を生産・供給し、順調に推移している。また、「瞬足」(一部除く)と「ブルックス」は海外生産商品。


2025年9月末までに生産を終了する主な国内生産品は、食品関係作業長靴の「ワークマスターOSM600(代表品番:OSM6000)」「ワークマスターTWB210(同TWB2100)」、キャディー用長靴の「ティーアップブーツ(同CAB0010)」、一般作業長靴の「ワークマスターNGB510(同NGB5100)」「ワークマスターOGB600(同OGB6000)」、レインブーツの「トレンチボーイ(同OBB0510)」「カレン(同OLB0330、HLB3100)」「オリビア (同OAB0140)」「モントレ(同SCB1070)」など。


また、2026年3月末までに生産を終了する主な国内生産品は、厨房作業用シューズの「クッキングメイトOGS96(同OEC9606、OGS9606)」、一般作業履きの「アクアガードM-221(同BDS2210)」、上履き・学販の「うわばき+(同NAC1000)」「アキレス校内履き(同HRS0050)」、子ども靴の「プチピオ(同CSC4017、CMP5035)など。


なお、「瞬足」ブランドは継続するが、上履きの「瞬足@SCHOOL(同SSK1010)」と子ども靴の「瞬足足育(国産のみ、同SKI0017)」の2製品のみ、生産終了する。


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