定時総会で挨拶する久世泰雄会長
足と靴と健康協議会(FHA)は5月23日(火)、第26回定時総会を台東区民会館特別会議室で開催した。冒頭、久世泰雄会長は、「靴業界は、革靴にスニーカーという新しいアイテムが波のように押し寄せ、革靴を主に扱っていた小売店、卸、メーカーは転換をはかったり新しいものを用意したりして、新しい波に乗っていこうとしている。FHAとしては、3800人のシューフィッターの力を結集して、少しでも多くの消費者に喜ばれる団体としての活動を行っていく」と挨拶した。
来賓の経済産業省製造産業局生活製品課の飯島寛之課長補佐が「5月8日にコロナが5類に移行し、三社祭も4年振りに復活し、浅草も賑わいを取り戻したのではないか。内閣府の消費動向調査によれば、4月の消費者マインドは持ち直し、上方修正されている。こうした動きが靴の消費増加、売上増につながることを期待している。一方、コロナ禍を経て靴の売り方も変わってきており、ECサイトを通じた販売も浸透した。靴についてはサイズやフィット感の問題で、店頭で足を入れて買いたいという人がまだまだ多く、靴が足にぴったり合うという成功体験が靴そのものの印象向上にもつながると思う。引き続きシューフィッターの養成・認定、さらに一般消費者への情報提供を通じて靴業界の発展に貢献していただきたい」と挨拶した。