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2025年04月18日

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浅草文化観光センターで3月2日から3月30日まで「靴の記念日」メモリアルイベント開催中――日本の靴の歴史を辿る/昨年逝去された皮革産業資料館稲川實館長追悼展やトークライブも

靴の街・浅草の歴史と皮革産業資料館(稲川實追悼展)のコーナー

『Shoes Odyssey(シューズ オデッセイ)――日本の靴「千変万靴 百靴繚乱」』と題した靴の記念日 メモリアルイベント2025が、3月2日(日)から30日(日)まで東京・浅草雷門前の浅草文化観光センターで開催されている。


3月15日は、日本に初めて西洋靴の工場が誕生した「靴の記念日」。以来、150年余りにわたり、靴は時代と暮らしの移り変わりに合わせて進化し、人生をもともに歩む伴侶として、ますます大切な存在になっている。


Shoes Odysseyは、そんな日本における靴の歴史をたどり、昭和・平成・令和を象徴する靴を紹介するイベント。足のサイズ計測や靴の試し履き、ワークショップ、トークライブなど盛りだくさんの内容を用意し、靴の街・浅草ならではのイベントとして開催される。


第1部の3月2日(日)から16日(日)は、「靴産業/千変万靴」と題し、2つの展示を行う。会場は浅草文化観光センター7階展示場。


①靴の街・浅草の歴史と皮革産業資料館(稲川實追悼展)=2024年3月に亡くなった皮革産業資料館の稲川實館長の1周忌追悼展として、資料館の資料を中心に靴産業の変遷や時代を象徴する靴を展示する(写真㊤)。


②浅草の靴プレゼンテーション(協力/全日本革靴工業協同組合連合会)=足型計測とフィッティングのデモンストレーション。「日本の名靴はきくらべ」と題し、「perfetto(ペルフェット)」「SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)」「和創良靴」「三陽山長」「THE BOOTS MATERIAL TOKYO」「ORIENTAL(オリエンタル)」という選りすぐりのジャパンシューズ6ブランドの履き心地、クオリティを、実際に足入れして試すことができる(写真㊦)。



第2部の3月18日(火)から30日(日)は、「靴職人/百靴繚乱」と題し、手製靴に焦点をあてる。会場は浅草文化観光センター7階展示場。


③手製靴職人の作品展示とワークショップ=浅草を中心に各地で活動する平成・令和の多彩な靴職人約30人(予定)の代表作・近作を集め、展示紹介。週末には製作実演、ワークショップなども実施予定。


また、「靴の記念日」当日の3月15日(土)には、トークライブを開催する。会場は浅草文化観光センター6階ホール。時間は13:00~17:00。


第1部では、「靴産業/千変万靴」でも展示されている稲川實氏にフォーカスした「靴の街・浅草の歴史と靴歴史家・稲川實」。皮革産業資料館館長で、長年、靴産業資料の収集や研究を続け、靴産業発祥の地(伊勢勝造靴場・築地入船町)の特定や、「靴づくりの文化史」などの著作・執筆活動を行ってきた稲川實氏を偲び、その功績=浅草の靴の歴史を辿る。


第2部は「靴好き人間が集う靴族会議(かぞくかいぎ)」。靴産業、靴職人のトップランナーを囲み、靴の魅力、靴づくりの難しさ、そして日本の靴と靴づくり、シューズビジネスの未来を語り合うダイバーシティ・ミーティング。今回のテーマは、‟ハンド&オーダーメイドの可能性“。


主催:クツミライパートナーズ/シューフィル、後援:一般社団法人日本皮革産業連合会、全日本革靴工業協同組合連合会、協力:台東区産業振興課、皮革産業資料館。


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