浅草文化観光センターで3月2日から3月30日まで「靴の記念日」メモリアルイベント開催中――日本の靴の歴史を辿る/昨年逝去された皮革産業資料館稲川實館長追悼展やトークライブも

靴の街・浅草の歴史と皮革産業資料館(稲川實追悼展)のコーナー
『Shoes Odyssey(シューズ オデッセイ)――日本の靴「千変万靴 百靴繚乱」』と題した靴の記念日 メモリアルイベント2025が、3月2日(日)から30日(日)まで東京・浅草雷門前の浅草文化観光センターで開催されている。
3月15日は、日本に初めて西洋靴の工場が誕生した「靴の記念日」。以来、150年余りにわたり、靴は時代と暮らしの移り変わりに合わせて進化し、人生をもともに歩む伴侶として、ますます大切な存在になっている。
Shoes Odysseyは、そんな日本における靴の歴史をたどり、昭和・平成・令和を象徴する靴を紹介するイベント。足のサイズ計測や靴の試し履き、ワークショップ、トークライブなど盛りだくさんの内容を用意し、靴の街・浅草ならではのイベントとして開催される。
第1部の3月2日(日)から16日(日)は、「靴産業/千変万靴」と題し、2つの展示を行う。会場は浅草文化観光センター7階展示場。
①靴の街・浅草の歴史と皮革産業資料館(稲川實追悼展)=2024年3月に亡くなった皮革産業資料館の稲川實館長の1周忌追悼展として、資料館の資料を中心に靴産業の変遷や時代を象徴する靴を展示する(写真㊤)。
②浅草の靴プレゼンテーション(協力/全日本革靴工業協同組合連合会)=足型計測とフィッティングのデモンストレーション。「日本の名靴はきくらべ」と題し、「perfetto(ペルフェット)」「SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)」「和創良靴」「三陽山長」「THE BOOTS MATERIAL TOKYO」「ORIENTAL(オリエンタル)」という選りすぐりのジャパンシューズ6ブランドの履き心地、クオリティを、実際に足入れして試すことができる(写真㊦)。