
中計について説明するゴールドウインの渡辺貴生代表取締役社長
ゴールドウインは7月3日、2025年3月期から2029年3月期までの中期5カ年経営計画について発表し、とくにザ・ノース・フェイスについては初めて売上規模を公表しつつ、持続的な成長に向けた取り組みについて明らかにした。
中期経営計画では、同社の連結業績について、売上高は2024年3月期の1269億700万円を2029年3月期に1885億円に、営業利益は238億4700万円を360億円、経常利益は326億100万円を460億円にする。主力の「ゴールドウイン」の売上高は32億円を200億円に、「ザ・ノース・フェイス」は975億円を1280億円にする。
同社が中計に絞って発表するのは初めてで、渡辺貴生代表取締役社長は、「ブランドポートフォリオを再構築し、ゴールドウインブランドを成長ドライバーに位置付け、グローバル戦略のキーブランドにする。また、ザ・ノース・フェイスは、コア&モア戦略で持続的な成長を目指す」と述べた。