2024年10月30日 企業 【2024年度グッドデザイン賞】ムーンスターが”人、地域、文化のつながりの中で生きるコミュニティブランド”を目指す起点となる旗艦店「ムーンスター自由が丘」で受賞 ムーンスター自由が丘の店内 ムーンスターが運営する旗艦店「MOONSTAR Jiyugaoka(ムーンスター自由が丘)」(東京都目黒区自由が丘)が、2024年度グッドデザイン賞の建築(産業 商業施設)を受賞した。 同店は、MADE IN JAPANを中心に、子どもから大人向けまで、厳選したアイテムを取り揃え、展示・販売するだけでなく、ムーンスターが考えるものづくりの在り方を発信・共有している。 ムーンスターのものづくりは、新品の靴をつくって終わりではなく、靴が履かれ、その人の暮らしに馴染んでいくことを志向している。靴をいつ、どう使うのか。靴とどこへ行くのか。私たちだけが決めるのではなく、「使い方の余白」を意識。ムーンスターの店としての「使い方の余白」を、什器の仕様、店内のレイアウト、コミュニケーションという視点で考え、形にした。 自分たちで自由に使い方を調整し、更新していけるように、什器や照明のスチール・ゴムの部分は同社久留米工場で製作。シンプルな形状でありながら、ムーンスターのものづくりの特徴が活かされている。機能的な機構により、天板や脚のパーツや素材の組み替えを可能にしている。また、靴を展示する什器は、自由に動かすことができ、三列分の建具によって部分的に区切ったり、建具を展示壁とするなど、空間を大きく変化させることを可能としている。可動什器との組み合わせ方次第で、靴の展示・販売以外の用途も受け止められるようにしている。 今回、グッドデザイン賞審査員から「ささやかな介入だが、この店舗ならではの素材にもとづく、インテリア・デザインを実現したことが評価できる。靴のキャンバス生地を用いた木製建具、ゴムを巻きつけた幅木、ゴムシートによるオリジナル照明、ゴムが使われた什器など、いずれも製品に関わるものだ。その結果、ものづくりの原点から店舗の場づくりの指針が導かれ、通常、建築ではあまり注目されないゴムが、デザインのアイデンティティにもなっている。また空間の構成としては、店の奥にある庭の見せ方もチャーミングだ」と評価された。
【2024年度グッドデザイン賞】アシックスの「ニンバスミライ」がグッドデザイン・ベスト100、「ニンバスミライ」と「ゲルソノマ 15-50」が「私の選んだ一品」に選出される 2024年10月28日 企業
靴業界による「カーボンフットプリント算定・表示ルール」策定報告会が開催される――チヨダ物産、東邦レマック、TOSMAX、ダイマツ、山三商事の5社が参画、チヨダ、ジーフット、シューマートなど6社2団体が賛同 2025年6月11日 サステナビリティ 業界