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2024年10月10日

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年間を通じて強力なラインアップを打ち出す「ザ・ノース・フェイス」のシューズカテゴリー



VECTIVテクノロジー搭載のトレイルランニングシューズの評価がライフスタイルシューズにもつながる


「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」のシューズが、VECTIV(ベクティブ)テクノロジーを搭載したトレイルランニングシューズの評価が上がるとともに、そのプレゼンスを高めている。


ゴールドウインは2021年春夏、「ザ・ノース・フェイス」のシューズについて、横ブレを抑えて安定して走ることができる“3D(カーボン)プレート”と、着地から蹴り出しまでのエネルギーを推進力に変える“ロッカー構造”を軸とするVECTIVテクノロジーを開発し、この機能を搭載したロングディスタンス用の究極のトレイルランニングシューズとして「FLIGHT VECTIV(フライトベクティブ)」を発売した。


足を踵から前足部まで立体的に包み込むような構造にした3D(カーボン)プレートは2023年春夏、プレートにスリットを入れて安定性をさらに向上させた2世代目のVECTIV2.0にアップデートされ、ザ・ノース・フェイスの頂上シリーズである“SUMMIT(サミット)”の名前を冠した初のシューズとして、反発性を重視した「SUMMIT VECTIV PRO(サミットベクティブプロ)」と、軽量性を重視した「SUMMIT VECTIV SKY(サミットベクティブスカイ)」が登場した。


この間、トレイルランニングマーケットで培ったVECTIVテクノロジーをライフスタイルモデルに落とし込んだVECTIV TARAVAL(ベクティブタラバル)を創出し、ザ・ノース・フェイス独自の防水透湿素材であるフューチャーライトを搭載した「VECTIV TARAVAL FUTURELIGHT(ベクティブタラバルフューチャーライト)」を2022年春夏から投入。普段履きとして使えるデザイン性はもちろん、VECTIVテクノロジーによる前方への推進力と3D TPUプレートで着地安定性を高めて歩きやすい、といった機能性に対する評価も高く、人気が上昇し、ラインアップの幅も拡がってきた。

VECTIV TARAVAL FUTURELIGHT 2万2000円(税込)/VECTIVテクノロジーをライフスタイルモデルに落とし込んだVECTIV TARAVALの人気モデル。独自の防水透湿素材であるフューチャーライト搭載。㊧TNFブラック×アスファルトグレー、㊥アスファルトグレー×バナディスグレー、㊨ガーデニアホワイト×サンドトープ

トレイルランニング大会「Mt.FUJI 100 2024」の上位150人で着用率がトップシェア(同社調べ)に


ザ・ノース・フェイスは、パフォーマンスマーケットで培ったノウハウをライフスタイルマーケットへ、その領域拡張する“CORE & MORE(コア&モア)戦略を実行している。トレイルランニングシューズのコア商品として、FLIGHT VECTIVを発売して3年目の今年、同社が特別協賛するトレイルランニング大会「Mt.FUJI 100 2024(マウントフジ100 2024)」において、上位150位までのシューズのブランド別シェアで、ザ・ノース・フェイスが着用率1位(同社調べ)となった。


このことは、究極のアスリート向け商品として開発したザ・ノース・フェイスのトレイルランニングシューズが、Mt.FUJI100に参加するようなアマチュアのトップ層まで広がったことを示しており、コア&モア戦略におけるコア商品が確立し、トレイルランニングマーケットでのブランド認知度と信頼性が大きく向上したことを裏付けている。


ザ・ノース・フェイスのシューズと言えば、秋冬シーズンのヌプシブーティを思い浮かべる人が多いように、今までは春夏シーズンの核となる商品が少ないことが課題だった。ところが、トレイルランニングシューズのトップゾーンでの認知度が高まり、ライフスタイルゾーンへの拡大が進んできたことから、今年の春夏シーズン(4~6月)のシューズの売上げは、前年同期比で2ケタ成長と大きく伸長、春夏シーズンもザ・ノース・フェイスのシューズが注目されるようになってきた。


「SUMMIT VECTIV PRO Ⅱ」を筆頭にさまざまなトレイルランニングに対応する商品構成を充実

㊧SUMMIT VECTIV PRO Ⅱ 3万1900円(税込)/VECTIV2.0ボトム搭載のロングディスタンス向けトレイルランニングシューズのトップモデル、カラーはホワイトデューン×TNFブラック。㊨SUMMIT VECTIV SKY 2万9920円(税込)/軽量性を特徴にスカイランニングなどに対応するトレイルランニングシューズ。カラーはホワイトデューン×TNFブラック

トレイルランニングシューズのトップモデルとして、FLIGHT VECTIV、SUMMIT VECTIV PROに続く 3代目となる「SUMMIT VECTIV PRO Ⅱ(サミット ベクティブ プロ Ⅱ)」の開発に際しては、トップ・オブ・トップ層だけでなく、一般のコア層まで使えるようにアレンジを加えている。トレイルランニングシューズでは、世界で初めてカーボンプレートを搭載したSUMMIT VECTIV PROと同様に、カーボンプレート&ロッカー構造によるVECTIVテクノロジーを搭載したうえ、アッパーはニットを使ったソフトな素材に変更することで履き心地の良さをアップグレード。ミドルレンジからロングレンジのより多くのトレイルランニング上級者に訴求できるようになった。また、アッパーの改良により、前作よりも約10gの軽量化もはかっている。

VECTIV ENDURIS Ⅲ 1万9910円(税込)/ロングディスタンスの完走を目指すといった初心者ランナーでも使いやすいトレイルランニングシューズ。㊧ホワイトデューン×グラベル、㊨TNFブラック×TNFホワイト

ザ・ノース・フェイスでは、ショートレンジやスカイランニング、バーティカルランニングなどに対応する「SUMMIT VECTIV SKY(サミットベクティブスカイ)」、3D TPUプレートを搭載し、ロングトレイルの完走を目指すといったエントリー層にも使えるVECTIV ENDURIS Ⅲ(ベクティブエンデュリスⅢ)など、トレイルランニングの距離やレベルに合わせた商品群を用意している。


ライフスタイル向けのVECTIV TARAVALではシューズとサンダルの良さをハイブリッドした「VECTIV TARAVAL BREEZE」が注目される

VECTIV TARAVAL BREEZE 1万8700円(税込)/シューズとサンダルをハイブリッドしたサンダルスニーカー。㊧TNFブラック×TNFブラック、㊥ユーティリティブラウン×スレートブラウン、㊨ガーデニアホワイト×サンドトープ

一方、ライフスタイルコレクションのVECTIV TARAVALでは、スリットを入れたアッパーデザインが特徴の「VECTIV TARAVAL BREEZE(ベクティブ タラバル ブリーズ)」が人気を集めている。このモデルは、“走るギア”を提案してきたVECTIVコレクションから生み出された、シューズとサンダルを組み合わせた“サンダルスニーカー”。アッパーには柔らかい素材を使うことで長時間履いていても快適、ソールはしっかりした構造で安定性も高いといったように、シューズとサンダルの良さをハイブリッドしている。とくに、靴のような感覚で履けるサンダルの需要増にマッチして実績を上げている。



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