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2024年05月17日

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アシックス、今治里山スタジアムの命名権契約記者発表会を開催――健康社会実現のための実証実験の場として活用、そして日本のサッカーシューズでNo.1になることを目指す

4月23日に行われた今治里山スタジアムネーミングライツ契約記者発表会に登場した(左から)アシックス林晃司常務執行役員CFO、同廣田康人代表取締役会長CEO、今治.夢スポーツ岡田武史代表取締役会長、同矢野将文代表取締役社長

アシックスとサッカーJ3のFC今治を運営する今治.夢スポーツは、今治里山スタジアムの命名権(ネーミングライツ)契約に合意し、4月23日に都内で調印式を行うとともに、正式名称となった「アシックス里山スタジアム」の略称を「アシさと」とすること、およびロゴマークを決定した。これら呼称や略称、ロゴマークなどの使用期間は、今年5月1日から2029年1月31日まで。


会見でアシックスの廣田康人代表取締役会長CEOは、ネーミングライツ取得の経緯について「当社は2022年シーズンからFC今治のオフィシャルユニフォームをサプライしているが、2023年に新たなスタジアムが完成し、ここを柱に健康や環境問題、さらに教育に取り組もうという今治.夢スポーツの想いに共感し、関係を深めていくことになった」と話すと、元サッカー日本代表監督で今治.夢スポーツ代表取締役会長の岡田武史氏は、「普通、スタジアムの命名権は建設前から決めるものだが、より我々の思いに共感してくれる企業と取り組みたいと、1年間ネーミングライツなしで頑張ってきた。今回、いい出会いがありアシックスさんと契約することになった」と経緯について述べた。


“健全な身体に健全な精神があれかし”を創業哲学に掲げるアシックスは、「誰もが一生涯、運動・スポーツに関わり、心身ともに健康でい続けられる世の中にするための実証実験の場としてアシックス里山スタジアムを使いたい」(廣田会長CEO)として、運動の場の提供やコミュニティ創りとともに、同社が得意とするデジタルを使った改善プログラム等で、健康社会実現に貢献していく。会見では、「運動プログラム」と「計測コンテンツ」を合体させた“アシさとクラブ”により、ランニングやウォーキングのイベントを実施していくことを明らかにした。


また、廣田会長CEOは、FC今治と提携するからには「サッカービジネスに真剣に取り組みたい」と話し、「日本におけるサッカーフットウェアでNo.1になり、その後世界にも打って出たい」と意気込みを語った。そのために、「FC今治の選手に履いてもらうことはもちろん、選手からのフィードバックをもらいながら開発に活かす、というサイクルを回していく。FC今治の発信力も使いながら、サッカーのアシックスの認知度を高めていきたい」と述べた。


岡田会長は、「運動することによる健康寿命の延伸にも取り組みたい」と述べ、「アシックスは神戸に研究所(アシックススポーツ工学研究所)をもっており、これは日本の誇り。運動をすれば未病期間を伸ばせることは知られているが、運動を続けるモチベーションを上げるためのデジタルツールを私たちは持っていない」として、この点でもアシックスとのタイアップを活かしたいと話した。


5月6日(月)には、2024明治安田J3リーグ第13節 FC今治 vs カターレ富山「アシックスデー」が開催され、入場者全員(上限5500人)に、記念Tシャツがプレゼントされる。また、マッチデー前日には、アシックス里山スタジアム中心にしたランニングイベントも行われる予定だ。


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