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2024年05月04日

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パリ2024オリパラの気運高まる――アシックスがTEAM JAPANのオフィシャルスポーツウェアを発表

パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会 TEAM JAPANオフィシャルスポーツウェアをまとった日本代表の15選手

アシックスは4月17日(水)、パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会 TEAM JAPANオフィシャルスポーツウェア発表記者会見を日本橋三井ホールで開催し、日本代表15選手およびアシックス応援パートナーの石川佳純さん、車いすバスケットボールの鳥海連志選手が登場して、表彰式や選手村などで使用されるウェア&シューズを披露した。


まず、パリ2024オリンピック TEAM JAPANの尾縣貢団長が「すべての人に一歩踏み出す勇気を届けられる存在になりたいと考えている。オリパラ一体の精神を大事に、パリに向かう」と述べた後、パリ2024パラリンピック日本代表選手団田口亜希団長は「オフィシャルウェアは、着用することで喜びと感謝の気持ちをもったことを覚えている」と日本代表ウェアがもつパワーの大きさについて語った。


続いてアシックスの富永満之代表取締役社長COOは、オフィシャルスポーツウェアについて「コンセプトはパフォーマンスとサステナビリティの両立とし、日本代表選手が誇りを感じられるデザインと環境への配慮を実現した」と述べた。


オフィシャルスポーツウェア(全12アイテム)の詳細は、アシックス アパレル・エクィップメント統括部開発部デレゲーションプロダクトチームの大堀亮マネジャーが説明した。それによると、キーカラーにはTEAM JAPAN REDに加えてサンライズレッドを採用。メインアイテムのボディウムジャケットには、TEAM JAPAN REDを基にサンライズレッドのグラデーションで、“パリの日の出”をイメージ。Tシャツは、決断や強さを表す日本伝統の吉祥模様である矢絣(やがすり)を取り入れたグラフィックを採用している。


機能面では、寒暖差の大きいパリの環境に対応するため、新しい通気構造を採用し、衣服内を快適に保つ設計にしている。また、ボディウムジャケットとボディウムパンツは、前回大会と比較して温室効果ガス排出量(CFP)を約34%削減。各アイテムには、製品ライフサイクルで排出されるCFPをプリントしている。また、多様性と調和を重視し、オリンピックとパラリンピック、また競技の枠も超えて1つのチームであることを意識しながら、選手個人が輝けるウェアの開発を目指した。


シューズについては、先に発表している、使われている材料を容易に分別しリサイクルできるようにしたランニングシューズ「NIMBUS MIRAI(ニンバスミライ)」をベースに作製している。※「NIMBUS MIRAI(ニンバスミライ)」の詳細はこちら


バレーボールの小野寺太志選手は「日本代表選手団として一団となって戦える」、ボッチャの廣瀬隆喜選手は「車いす選手向けのデザインで寒暖差があっても羽織れる」、パラトライアスロンの宇田秀生選手は「ファスナーがスムーズに開けられ、ストレスなく競技に集中できる」など、オフィシャルスポーツウェアのデザインや機能について語った。バレーボールの西田有志選手は「温室効果ガスの削減度合いに驚いている」、フェンシングの見延和靖選手は「折れてしまったフェンシングの剣も再利用している」と語り、サステナブルな取り組みについてもコメントした。


記者会見のラストには、石川さんからバスケットボールの東藤なな子選手へ、鳥海選手からパラ陸上競技の田巻佑真選手へ応援メッセージとボディウムジャケットの端材でつくったミサンガが贈られた。


なお、オフィシャルスポーツウェアは、4月18日からオリンピックミュージアム(東京都新宿区霞ヶ丘町)で展示公開されている。


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