2021年にオープンした中国大陸初の直営店「Goldwin Beijing(ゴールドウイン 北京)」からGoldwinの店舗デザインに「サロン」スペースを取り入れてきた。‟Dedication to Detail(細部へのこだわり)”というブランドが大切にする考えのもと、丁寧かつ上質な顧客体験が受け入れられている。日本の店舗でも同様に、サロンスペースを設け、心地よい接客や空間を提供し、世界中から人々が集まる丸の内という場所で、国内外の顧客にブランドの魅力を届け、グローバルでのさらなる認知拡大を目指す。
丸の内仲通りに面するファサードでは、縦に伸びる意匠で天井の高さを強調する竹の桟を採用し、正面ウインドウとサロンには、京都店と同様に竹素材と桐素材を用いている。奥に配置したフィッティングとサロンを兼ねるスペースの壁面には目の詰まった美しい桐の柾目を配し、清浄な気配を引き立たせる緊張感のあるディテールで仕上げ、ブランドの信条でもある‟Dedication to Detail”を表現している。