「好きなスポーツ選手2024」で大谷翔平選手が得票率41.5%で圧倒的な1位に――5位・髙橋藍選手、9位・近本光司選手、三笘薫選手、久保建英選手は初のトップ10入り(笹川スポーツ財団が調査)

【表1】好きなスポーツ選手(全体・性別)
笹川スポーツ財団は、1992年から2年ごとに全国の18歳以上を対象とした「スポーツライフに関する調査」を実施し、最新の調査では「好きなスポーツ選手」を2024年6月7日~7月7日に実施した。
それによると、総勢485人のスポーツ選手の名前があげられ、1位は圧倒的な票数で大谷翔平選手となり、2位は石川祐希選手、3位には井上尚弥選手が入った。
大谷選手は、質問を設けた2002年以降、最も高い得票率となる41.5%に上り、性別、18・19歳~70歳以上の年代別でいずれも1位となった。大谷選手は、これまで「投打の二刀流」による活躍で社会の関心を集めてきたが、今シーズンは手術からのリハビリを優先し打者に専念。結果としてMLB史上初めて「本塁打50本・50盗塁」という歴史的快挙を成し遂げた。さらに2年連続本塁打王と自身初の打点王のタイトル、日本人初となるトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)も達成するなど、記録づくしの活躍が今回の調査結果に反映されたと考えられる。
2位の石川選手、3位の井上選手は、それぞれ前回調査の6位、4位からランクアップ。石川選手は、バレーボールリーグの世界最高峰ともいわれるイタリア・セリエAで活躍し、バレーボール日本代表主将としてもチームを牽引。2024年パリオリンピック大会出場の立役者となった。井上選手は昨年、世界スーパーバンタム級4団体統一王者となり、今年は2度防衛に成功している。初の上位10位には、5位に髙橋藍選手、9位に近本光司選手、三笘薫選手、久保建英選手がランクインした。

【表2】好きなスポーツ選手の推移(2014年までは20歳以上、2016年以降は18歳以上が調査対象)