
「プーマ」ランニングについて語るプーマジャパン マーチャンダイジング本部の安藤悠哉氏
プーマジャパンは1月24日、「プーマ」の新作ランニングシューズに関するプレゼンテーションを開催し、同社マーチャンダイジング本部の安藤悠哉氏が、「プーマ」ランニングシューズの進捗状況と新製品について説明した。
プーマのランニングシューズは、‟すべてのレベルのランナーの速くなりたいという思いを叶えるブランドになる“をミッションに、ランナーからの信頼性を獲得することを目指して活動している。2021年からは駅伝にフォーカスし、昨年11月末にはパフォーマンスとモチベーションを高めるEKIDEN GLOW PACK(エキデングローパック)を発売した。
今年の箱根駅伝では、プーマのニトロテクノロジーのなかで、エリートモデルに使用されるニトロエリートフォームとカーボンプレート搭載の2機種によって着用シェアを高めた。そして2025年は、ニトロテクノロジーを、より多くのランナーに体感してもらうため、ニトロシリーズのなかで最軽量のトレーニングシューズ「PROPIO(プロピオ)」を2月から発売した。
PROPIOについて安藤氏は、「日本側からインプットしてグローバルで開発したモデル」と説明。駅伝ランナーと会話するなかで、厚底モデルでは「シューズに頼ってしまう」「調子が上がらない」という声が聞こえてきた。普段はプレートが入っていないシューズを使うランナーも多く、「自分の力で足を鍛える」「接地感覚を養う」シューズが必要と考えた。
ミッドソールは、前足部16㎜、後足部20㎜の4㎜ドロップ。ランニングシューズは8~10㎜のドロップが多いなか、裸足に近い感覚になっている。アッパーはエンジニアードメッシュで、27㎝の片方で142gと軽量。ニトロフォームをフルレングスで搭載し、アウトソールはプーマグリップで高いグリップ性を実現している。
競技ランナーのトレーニングモデルとして中高生も使えるほか、トラック競技の規定である20㎜をクリアし、WA(World Athletics=世界陸連)の承認も得ていることから、トラックレースにも使える。価格は1万6500円(税込)。