2024年6月3日 企業 アシックス、日本デフ陸上競技協会とオフィシャルトップパートナー契約を締結――日本陸上競技界の3団体が同じウェアを着用へ アシックスは、日本デフ陸上競技協会(JDAA、神奈川県横浜市、佐藤將光会長)と、オフィシャルトップパートナー契約を締結した。これにより同社は、JDAA指定の大会に出場する日本代表選手団およびスタッフなどに対し、シューズやアパレル、アクセサリー類を提供する。 オフィシャルスポーツウェアは、日本陸上競技連盟(JAAF)、日本パラ陸上競技連盟(JPA)と同じデザインとし、今後、日本陸上競技界の3団体が同じウェアを着用することで、陸上競技界の発展、陸上競技を通じた共生社会の実現に向けて心をひとつに活動していく。 今回の契約は、JDAAが行う聴覚障害者スポーツの普及・振興に向けた取り組みや、広く国民の心身の健全な発展に寄与するという目的が、同社の目指すビジョンと一致していることから実現したもので、世界中のすべての人々の心身の健康向上に寄与するプロダクト、サービス、環境の提供を目指す。 アシックスの廣田康人代表取締役会長CEOは、「アシックスが将来ありたい姿を長期的な視点で表した‟VISION2030”では、創業哲学‟健全な身体に健全な精神があれかし”を改めて中心に据え、‟誰もが一生涯、運動・スポーツを通じて心も体も満たされるライフスタイルを創造する”ことを目指す姿として掲げている。今回の契約もその一環で、日本デフ陸上競技協会をオフィシャルトップパートナーとしてサポートできることを大変うれしく思う。今後は、日本陸上競技連盟、日本パラ陸上競技連盟、日本デフ陸上競技協会の3つの代表アスリートが同じウェアを着用し、日本陸上競技界が心をひとつにして世界で活躍することを目指す。さらに、各陸上競技界の発展やアスリートのパフォーマンス発揮のサポートはもとより、誰もが一生涯運動・スポーツに関わり、心と身体が健康で居続けられる真の共生社会の実現に向けて取り組んでいく」とコメントしている。 なお、対象となる主な大会は、第5回世界デフ陸上競技選手権大会(2024/台湾)、第1回世界デフU20陸上競技選手権大会(2024/台湾)、第25回夏季デフリンピック競技大会東京2025(2025/日本)。