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2024年06月21日

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チヨダ物産、環境省の脱炭素経営フォーラム(2023年度)に参画し「ハイドロテック」の紳士革靴のカーボンフットプリント算出結果を発表

脱炭素経営フォーラムで発表するチヨダ物産商品部松田徳子CSR担当係長

環境省は3月13日に、脱炭素経営を支援するモデル事業の取り組み事例を共有し、バリューチェーン全体での脱炭素化に向けた取り組みを推進する「脱炭素経営フォーラム(2023年度)」を、虎ノ門ヒルズフォーラムホールで開催した。


セッション①「バリューチェーン全体での脱炭素化支援事業」、セッション②「地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築事業」に続いて行われたセッション③「製品・サービスのライフサイクルを通じた温室効果ガス排出量算定・表示推進事業」のなかで、チヨダグループのチヨダ物産が「HYDRO-TECH(ハイドロテック)3品番のカーボンフットプリント(CFP)算出」について発表した。


同社は、これまで独自にCFPの算出に取り組んできたが、靴の材料は多岐にわたることもあって難しかった。今回、環境省が推進する同事業に参画し、同省から委託されたボストンコンサルティンググループの支援を受け、チヨダのプライベートブランド「HYDRO-TECH(ハイドロテック)」のULTRA LIGHT(ウルトラライト)シリーズの紳士革靴の新製品「HD1504」(ストレートチップ)、「HD1505」(プレーントウ)、「HD1506」(ローファー)の3品番(すべて税込7590円)について、原材料調達、生産、流通・販売、使用、廃棄・リサイクルの各段階で排出される温室効果ガスの量をCO₂に換算した。


それによると、CFPは「HD1504」が7.99㎏-CO₂eq、「1505」が8.06㎏-CO₂eq、「1506」が7.88㎏-CO₂eqだった(すべて25.0㎝で算定)。フォーラムの発表でチヨダ物産の商品部CSR担当係長の松田徳子さんは、「プロセス別では、原材料調達段階と生産段階の排出量が特に大きく、前者では複数の排出が積み上がっているのに対し、後者は工場のエネルギー使用だけで大部分を占めることが分かった。今回の算定結果を活用して、効率的な削減策の検討と、優先順位をつけた実行に向け努力していく。CFPを算出した製品にはCO₂排出量を表示したカーボンフットプリントタグを付け、二次元バーコードから特設サイトに飛んで各製品の詳しい算定情報を見ることができる。CFPをコミュニケーションツールとしても積極的に活用していきたい」と述べた。

CFPを算定した「ハイドロテック」ウルトラライトの3品番。㊧からHD1504、HD1505、HD1508

チヨダ物産の西堀史郎社長は「環境問題が重視されるなか、靴のCFPがどのくらいあるのかも分かっていないのが靴業界の現状。今回、ベーシックな革靴のCFPを算定できたことは第一歩であり、靴業界全体にこうした取り組みが進み、将来的には統一基準等ができることも期待する」と語っている。


チヨダは、2030年度における温室効果ガス排出量(Scope1およびScope2の総量)を、2013年比で50%以上削減することを目標としている。Scope1およびScope2では、電気使用の割合が高いことから店舗照明のLED化、高効率空調設備の導入等による省エネルギー化を推進しており、2020年時点で2013年比45%の温室効果ガスを削減している。今後は、Scope3を含む算定範囲の拡充に取り組むとともに、2050年カーボンニュートラルに向けたさらなる取り組みを進めていく、としている。


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